インターネットの音楽配信サービスをめぐって、身に覚えのない料金を請求されるなどのトラブルが多発しているとして、消費者庁は12日、注意を呼び掛ける情報を同庁ホームページに掲載した。大半は米アップル社の有料配信サイト「iTunesStore(アイチューンズストア)」にクレジット情報を登録した利用者といい、同庁は来週にも同社日本法人の担当者を呼び、説明と利用者への注意喚起などを要請する。 消費者庁によると、関東地方の女性が音楽ソフト十数万円分をダウンロードしたとしてカード会社から覚えのない代金を請求されるなど、同ストア絡みの料金トラブルが昨年秋から急増。同庁が聞き取りしたカード大手5社だけで、相談件数は計95件に上り、1人当たりの請求額も各社ごとの平均で5万〜25万円と高額という。 【関連ニュース】 ・ 詳報iPad アップル、次は電子書籍に挑戦 ・ 並行輸入業者もカバー配布=英ベビー