浜岡の4・5号機の停止命令というニュースには驚きました。 まずアメリカの反応ですが、現時点での詳報としてはニューヨーク・タイムズが田淵寛子記者の例によって「日本の政治経済社会の文脈解説」として浜岡停止命令の記事を電子版に出している程度です。定時のTVやラジオのニュースではかなりの局が取り上げていましたが、感情的な反応、例えば「日本では津波で他の原発も事故を起こしそうなのか」とか「アメリカの原発も停止した方がいい」というような反応は今のところ出ていません。 それにしても、この時点での停止命令とは驚きました。 私としては現時点ではタイミングの問題に関係する4点を指摘しておきたいと思います。 まず第一は、IAEAの日程です。IAEAは5月中旬に日本での査察を予定しています。一部には日本政府が要請したという報道がありますが、この査察日程は3月下旬の緊急査察を受けて早々にIAEAが決めたものであり、