日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は26日、政治資金規正法改正を巡る通常国会での混乱を巡り、同日開催されたオンラインの党内会合に出席し、政党から議員への政策活動費の支出を党として廃止するよう提案したことを明らかにした。同日、府庁で記者団の取材に答えた。 19日の参院本会議で可決、成立した改正法では、使途が公開されず「ブラックボックス」と指摘されていた政策活動費について、使途の項目別金額と年月を政党の収支報告書に記載し、10年後に領収書を公開することになった。 吉村氏は政策活動費廃止の提案理由について「10年先の領収書の公開では分かりにくく、黒塗りになるとの議論もある」と述べ、維新の馬場伸幸代表とも合意したと説明。提案が改正法成立後となったことについては「『最初からなぜできなかったのか』という指摘はおっしゃるとおりだが、自民との経緯を踏まえて対峙(たいじ)するなら改革をもっと前に進