【ナショナルズ5-2パイレーツ】全米注目の怪物ルーキーが衝撃デビューを飾った。昨年6月のドラフトで全体1位で指名されたナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手(21)が8日(日本時間9日)、本拠地ワシントンDCでのパイレーツ戦でメジャー初登板。7回を2失点、最速103マイル(約166キロ)の直球を軸に7連続を含む14奪三振をマークし、初勝利を挙げた。首都の街にオバマ大統領に負けないニューヒーローが誕生した。 全米から集まった報道陣は約200人。いつもは閑古鳥が鳴くナショナルズ・パークは真っ赤に染まり、4万315人の大観衆は怪物の奪三振ショーに酔いしれた。 「最初は緊張したけど、とにかく自分の球を信じて、キャッチャーのミット目掛けて投げた」 注目の第1球は97マイル(約156キロ)の直球。4回2死三塁で、5番・ヤングに低めの変化球を右翼席に運ばれたが、これでスイッチが入った。5回2死か