米グルーポンの共同創業者でCEO(最高経営責任者)のアンドリュー・メイソン氏は、愉快なリーダーだ。 「退屈な会社になるには人生は短すぎる」。30歳になるメイソン氏は先週、グルーポンの新規株式公開(IPO)申請書でこう言い切った。 彼は下着姿でヨガをやっている自身の姿を撮影するような悪ふざけによって、私生活でそうした信念に従っている。 だが舞台裏では、メイソン氏と、グルーポンの共同創業者で会長のエリック・レフコフスキ氏は、カネ儲けに真剣に取り組んでいる。グルーポンはわずか2年半前に設立されたばかりだが、この2人とレフコフスキ氏のパートナーであるブラッドリー・キーウェル氏は、彼らを超億万長者にする可能性の高いIPOの前でさえ、自社株買いで既に5億6000万ドルを受け取っている。 普通なら筆者は、革新的なアイデアで大金を稼ぐハイテク界の起業家のことをとやかく言うことはしない。 起業家が大金を稼ぐ