第11管区海上保安本部に入った連絡によりますと、11日朝早く、沖縄県の尖閣諸島の魚釣島沖の公海上で、ギリシャ船籍の貨物船と中国漁船が衝突したということです。 貨物船と衝突した中国漁船は今のところ見つかっておらず、海上保安本部がほかにも海に投げ出された乗組員がいないか捜索を続けるとともに、貨物船の関係者から話を聞いて当時の状況を調べることにしています。 尖閣諸島沖では、今月に入って中国当局の船が漁船とともに領海に侵入するなど活動が活発化していて、周辺の海域では10日に一時200隻ほどの中国漁船が確認されていました。