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2015年5月25日のブックマーク (10件)

  • 313  シリコンバレー 500マイル (その8) « 千秋日記

    アメリカの大学は入るのは易しいが、卒業するのは大変だというのは、今や、全く異なる事情になった。アメリカの大学は入るのが世界一難しいと言っても過言ではない。西海岸の名門私立大学スタンフォード大学から程近い高級住宅地にあるパロアルト高校からは、これまで毎年20人近くがスタンフォード大学に合格できたが、今では一人入るかどうかという状況になり、親の期待に応えられない受験生から毎年自殺者が出て続けている。 一体、なぜ、それほど難関になったのか? それは、アメリカの大学が世界で最も高い評価を受け、実際に教育機関としての実力があるために、世界中から応募者が殺到しているからである。特に人口が多い、中国やインドから優秀で、金銭的にもゆとりのある富裕層の子弟が、気でアメリカの大学を目指してきたら、アメリカに生まれ育った普通の子供たちは、そう簡単に対抗するのは難しい。 噂では、MITはインドからの応募者に対し

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    西海岸の大学事情はあまり聞かないから面白かった
  • 312  シリコンバレー 500マイル (その7) « 千秋日記

    「モノ」と「モノ」をインターネットで結ぶというIoT (Internet of Things) について、何十枚ものパワーポイントを使って概念的な説明をしても、全く空虚な響きにしか聞こえない。IoTについて語るなら、やはり「モノ」を中心に議論しないとだめだ。「モノ」を作る、運ぶ、動かす、売る、修理するという現実のプロセスの中で、IoTを考えて行く必要があるだろう。そう、IoTはインターネット世界を仮想世界から現実世界にまで拡大して行くことを言うのかも知れない。 2年前、シリコンバレーの中心地サンノゼで、アマチュアのための試作環境を提供するTechShopを見学させて頂き、アメリカに住む人々のモノ作りへの強い嗜好性、いわゆる「Do it yourself」の世界を見せて頂いた。今回は、モノ作りのプロフェッショナルが活動する拠点 APROE (Advanced Prototype Engine

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    とりあえずやってみる、が本当にbitからatomになってるんだな
  • 311 シリコンバレー 500マイル (その6) « 千秋日記

    人工知能が、これだけ急速に進歩を遂げたのは、コンピュータサイエンスの進歩と並行して脳科学が進歩したからに他ならない。両方の進歩が相乗効果を持って両者の進歩を推進させた。人工知能とロボティックス、ビッグデータとの三位一体の進歩が大きく貢献していると先述したが、これに脳科学とバイオメカニクスが加わると実に多様な研究分野の拡大に繋がっていく そうした中で、NASAでロボティックスを研究しているサンスパイラル教授との議論は大変面白かった。彼は、NASAで、人工知能とロボティックス、脳科学とバイオメカニクスを一緒に研究している。将来、宇宙空間で生活するには高度なロボットが絶対に必要だからだ。彼が主張するのは、ロボット制御で一番大事なのは自律分散制御だという。いちいち、センターコントロールに、どうしたら良いかと問い合わせるような制御系では、ロボットはうまく動けないという。 例えば、鶏の頸椎を切断しても

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    "蜂や蟻の世界では、女王蜂や女王蟻が、巣の運営に対して細かい指令をだしているわけではない。全て、自律分散システムで動いている。ロボットも同じだ"
  • 310 シリコンバレー 500マイル (その5) « 千秋日記

    今、シリコンバレーで最も注目を集めている企業はネットフリックスだという。オンラインで映画をストリーミング配信するネットフリックスが、なぜ、GoogleやFacebook以上に注目を集めているのだろうか? それは、ネットフリックスが、全世界で6,000万人近くのユーザを抱え、全米の通信量の3分の一を占有するということだけではない。ネットフリックスが、映画の世界で、従来、誰も考えられなかったマーケッティング手法を開発したからだ。 これまで、家庭で映画テレビで観るときは、ソファーに座って背をもたれかけて、例えば居間で、家族一緒に観るものだった。しかし、ネットでオンライン配信される映画を観ている人たちは、大抵、机の上のパソコンの画面で前のめりになって観ている。この新たな聴衆たちは、2時間の映画を2時間も使って観たりはしない。退屈な場面はスキップし、感動した場面は何度でも観る。ネットフリックスは、

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    こうやってビッグブラザーに飼いならされていくのだろうな
  • 309  シリコンバレー500マイル (その4) « 千秋日記

    このたびシリコンバレー滞在中の1週間で、4つのフェアに参加することができた。いずれも、今回の調査対象である「人工知能とロボティックス」に関連したフェアである。シリコンバレーでは、いつも、こんな頻繁にフェアが行われているのか? あるいは、現地スタッフが必死に探し出してくれたのか? わからないが、とにかく、私に取っては大変有り難たかった。 その、その4つのフェアで、まず第一番目は、ハードウエアアクセラレータHAXLR8R。夜、サンフランシスコのビルの中で、沢山の若い人が集まって熱い議論をしていた。この集会の中では、セルロボットを作って、レゴのように組み合わせて、多様なロボットを創り出したらどうかという議論がなされていた。こうして、仕事が終わったあと、夜中に、こんなに多くのロボット愛好家が集まって議論をしているのだと、ただただ感心するばかりだった。 2番目は、同じくサンフランシスコの歴史博物館の

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    "その点で、Apple Watchは見事であると褒めそやす。ちらっと時計に視線を持って行くのは、人間の全く自然な行動であると言う"
  • 308  シリコンバレー500マイル  (その3) « 千秋日記

    シリコンバレーで高名なベンチャーファンドから紹介されて、サンフランシスコにある、音声認識・言語認識アプリを開発しているベンチャーを訪れた。社員25人の極めて小規模の開発チームを持つスタートアップである。私たちへの説明やデモも、創業者兼CEOが一人で行ってくれた。彼は、非常にクリアで美しい英語を話すので、全て間違いなく認識する。私も、かつて富士通音声認識を開発するチームを配下に持っていたので、「開発者が入力すれば、そりゃ、うまく認識できるさ」と思い、米国生まれの同僚に試させることにした。 彼は、アメリカで生まれ育ったものの、ご両親はチェコからの移民で、ひょっとしてチェコ訛りがあるせいか、私には少し聴き取りづらい。それでも、ここの認識マシンは、何を話しても100%認識する。凄い。それから、資料を使って創業者兼CEOが説明をしてくれた。最も感動したのは、彼が示してくれた、一枚のグラフである。そ

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    "例えば、医師の診断の90%は、患者の身体に触れないで行われている。つまり、問診である。これがロボットに出来るようになる"
  • 307 シリコンバレー 500マイル  (その2) « 千秋日記

    トリバレーとも呼ばれるリバモアに、私は生まれて初めて訪れた。リバモアの地名はスーパーコンピューターを手がけている人達で知らない人は、まずいない。米国エネルギー省が管轄する国立研究所があり、全米で最速のスーパーコンピューターを使って核兵器や原子炉を開発していて、アメリカでも最優秀の研究者を数多く抱えている。そのリバモアで、今、多くのスタートアップが参加して、ロボッティックスを研究するオープンコミュニティーが発足したと聞いたので行って見た。 ここで、5人の人達と議論をしたが、説明してくれる一人がオープンコミュニティーの代表者で、さらに、リバモア市の職員が一人、あとの三人が出した名刺は、何とれっきとしたローレンスリバモア国立研究所の職員である。なんか変だろう。国の最高機密に関与する研究所がオープンコミュニティーに参加するなんて。これは、私の想像だが、もはや核エネルギー開発だけで、優秀な研究人材を

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    "人工知能とビッグデータ、そしてロボッティックスは三位一体となって新たな世界を切り拓いていく"
  • 306 シリコンバレー 500マイル (その1) « 千秋日記

    5月11日から1週間で、シリコンバレーの各地を回り、何と500マイルも走ってしまった。2013年から始めたシリコンバレーの定期訪問は、今年で3年目になる。1998年から3年間駐在したシリコンバレーは、私にとって第二の故郷でもある。その後も、仕事では毎月のように訪れていたシリコンバレーだが、2—3日間の出張で仕事の合間に幾つかのスタートアップやベンチャーキャピタルを訪問し、少し話を聞いたくらいでは、シリコンバレー全体の流れを理解するのは困難である。 そこで、3年前から現地スタッフに予めテーマと調査時期を決めて訪問スケジュールを組んでもらうことにした。私の方は、既に閑職にあるのだが、相手は極めて多忙な方ばかりなので、半年前からアポをお願いするのだが、逆に半年経ってしまうと、後から重要な打ち合わせが入ってきたりして、現地スタッフの苦労は並大抵のことではない。それでも、今年は「人工知能とロボッティ

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    "シリコンバレーの雄であるGoogleやAppleが、IT業界を、仮想世界(BIT)から現実世界(ATOM)へと転換させるカリスマ的なリーダーとなっている"
  • Often, the wedding photography isn't viewed as impactful for the wedding day. But, do couples regret not putting more of a priority (and ...

    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
  • 英国で増えるライフサイエンスのスタートアップ

    リーン・ローンチパッド手法は、今では世界中に採用実績が広がっています。今回は、英国のライフサイエンス分野のスタートアップ企業に対して同手法の適用を試みるコンソーシアムの事例になります。(ITpro) ステファン・チャンバース氏は過去22年間、最も革新的なライフサイエンス企業で遺伝子発現部門長を務め上げ、その後、自身の企業の共同創業者になりました。現在は、ロンドンにあるインペリアル・カレッジ(国立大学)で、英国の56社の企業パートナーと19の学術研究機関共同による、合成生物学コンソーシアム「SynbiCITE」を運営しています。 つい最近、ステファンとSynbiCITEは、世界最初の合成生物学向けのリーン・ローンチパッド手法を開始しました。以下は、彼のストーリーです。 「なぜ帰って来たの?」 24年前、米国で働くために英国を離れ、今また英国に帰ってきた私は、この質問を頻繁に受けます。答えは簡

    英国で増えるライフサイエンスのスタートアップ
    daisukebe
    daisukebe 2015/05/25
    “英国で増えるライフサイエンスのスタートアップ”