自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐり、地元の漁協は「佐賀空港を自衛隊と共用しない」とする佐賀県との協定の見直しに応じることを決めました。配備計画が前に進むことになりますが、土地の買収などの手続きが依然として残されています。 オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐっては、佐賀県と地元の県有明海漁協が結んでいる「佐賀空港を自衛隊と共用しない」とする公害防止協定の覚書の見直しが焦点となってきました。 漁協側は1日、15の支所すべての幹部らが出席する委員会を非公開で開き、協定の見直しに応じることを決定しました。 このあと、県有明海漁協の西久保敏組合長が佐賀県庁に山口知事を訪ね、「皆さんが喜んで賛成したわけではなく、苦渋の決断をしてもらった」と伝えました。 山口知事は「しっかり決断を受け止めて、ともに有明海の再生に向けて全力を尽くしていきたい」と話しました。 協定の見直しをめぐって