三代目市川猿之助として「スーパー歌舞伎」というジャンルを作り上げるなど伝統的な世界に新風を吹き込み“歌舞伎界の革命児”と言われた歌舞伎俳優の市川猿翁さんが今月13日、不整脈のため東京都内で亡くなりました。83歳でした。 市川猿翁さんは、1939年に三代目市川段四郎の長男として生まれ、7歳のときに市川團子を名乗って初舞台を踏みました。 23歳で三代目市川猿之助を襲名したあとは伝統にとらわれない歌舞伎を目指して、「宙乗り」など江戸時代のケレン味のある芸の復活や、古典歌舞伎の新演出などに意欲的に取り組みました。 また「ヤマトタケル」をはじめ日本の古代神話などを題材にわかりやすいせりふや音楽を用いて現代風にした「スーパー歌舞伎」と呼ばれる新しいジャンルを作り上げるなど伝統的な世界に新風を吹き込み、“歌舞伎界の革命児”と称されました。 このような功績が認められ、2010年には、文化功労者に選ばれてい
![歌舞伎俳優 市川猿翁さん死去 83歳 “歌舞伎界の革命児” | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b574940bd1ee7f71e82dd5fb23a6533e6aa9ce41/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230915%2FK10014197591_2309161319_0916132155_01_03.jpg)