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2016年11月2日のブックマーク (2件)

  • 「つながり」が採用する新・世界地図 オーサグラフ[常設展示 つながり] | 日本科学未来館 (Miraikan)

    三次元の球体を、面積比を保ちながら二次元の長方形に投影するシステム。この方法でつくられたのが、“球体”である地球を、均等に歪みを分散しながら“平面”に移しかえることに成功した、「オーサグラフ世界地図」です。1999年に建築家・鳴川肇氏らによって考案されました。 多くの人が見慣れているメルカトル図法の地図は、16世紀後半の大航海時代に生まれたもの。高緯度になるほど面積が拡大され、特に南極や北極の形が極端にゆがむなどの欠点がありました。しかし、オーサグラフ世界地図では、地球上の陸地と海域の面積比をほぼ正確に長方形の中に収めることができます。 日科学未来館は、400年以上もの間使われてきたメルカトル図法にかわる “世界地図の新スタンダード”として、オーサグラフ世界地図を採用しました。「つながり」プロジェクトでは、Geo-PaletteとGeo-Scopeでこの地図を使用しています。 鳴川肇 1

    「つながり」が採用する新・世界地図 オーサグラフ[常設展示 つながり] | 日本科学未来館 (Miraikan)
  • 生きるのが痛い人に『拳闘士の休息』

    暗闇の中で手渡されるように巡ってくるがある。 作家も書名も覚えてて、大事なものになる確信めいた予感を孕みつつ、積読山に埋もれている。それが、何かのはずみで、ふと、浮上する。人に倦んだり、生きるのに疲れたり、仕事がしんどいとき(ネガティブばっかりw)、救いのように目に留まる。 それが、トム・ジョーンズ『拳闘士の休息』だ。O.ヘンリー賞を受賞しているが、名作というよりも、むしろ生きるのに必要な糧のような一冊。畳み掛けるように饒舌で、叩きつけるような一人称の文体は、舞城王太郎やジム・トンプスンを思い出す(舞城氏は次作『コールド・スナップ』を翻訳している)。主役は露悪的に振舞っているだけで、語られているのはいつも「痛み」だ。生きるのが辛いとき、生きるのに必要な痛みが伝わってくる。 ただし、摂取タイミングによる。この短編集、登場人物がことごとく、イカれてたり壊れたりしている。うつ病、末期がん、脳障

    生きるのが痛い人に『拳闘士の休息』