(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏は、ウクライナ東部の激戦地バフムートから撤退するとの予告を取り消したとみられる。 プリゴジン氏は、バフムートで戦うワグネルの部隊に多数の死傷者が出ているうえ、弾薬などの供給が不足しているとの理由で、10日までに部隊を引き揚げると予告していた。 だが同氏は7日、SNS「テレグラム」に投稿した音声メッセージの中で、ロシア政府の譲歩を受けて方針を変えたと発言。政府は今後さらに戦闘を続けるために必要なだけの弾薬や武器を供給すると約束し、ワグネルがバフムートでの動きを自分たちの判断で決めることを認めたと主張した。 ロシア国防省は今のところ、この発言についてコメントしていない。 プリゴジン氏はこれに先立ち、バフムート内外のワグネルの拠点を、ロシア・チェチェン共和国のカドイロフ首長率いる部隊に引き渡す意向を示し、ワグネルが解散する