ゴールドマン・サックス・グループは18日、インフレが緩やかで底堅い購買力が続いている日本とオーストラリアの相対的に健全な消費は主要国の中で際立っているとするリポートを公表した。 ヤン・ハッチウス氏ら同社のアナリストが用いる消費者の健全性を図る偏差値メトリクスによると、日豪が60パーセンタイル前後であるのに対し、米国は約40パーセンタイル、ユーロ圏は35パーセンタイル。このパーセンタイルのデータは2000年からの自国の状況との比較を示している。 リポートは日米豪とユーロ圏に加え、英国とカナダも分析。「北米と欧州で実質支出の伸びが大幅に鈍化しているが、経済が再開しインフレ率上昇が抑えられている日本と豪州では堅調なままだ」と指摘した。