台湾副総統、抑制気味の訪米終了 選挙前、中国刺激を回避 2023年08月19日07時17分配信 18日、外遊を終えて台湾北部・桃園市の空港に到着した頼清徳副総統(ロイター時事) 【台北時事】台湾の頼清徳副総統が18日、米国を「経由地」とした南米パラグアイ訪問を終えて帰任した。来年1月の総統選の与党・民進党候補でもあり訪米成果に注目が集まったが、米要人との面会などは伝えられず低調に終わった。中国の強硬な対抗措置への懸念が背景にある。 頼氏立ち寄りで米批判 中国 「現在、台湾と米国の関係はかつてないほど良好だ」。頼氏は16日、帰途の経由地、米サンフランシスコで開かれた在米華僑らとの会合でこう強調し、民進党政権の外交成果をアピールした。行きに立ち寄ったニューヨークでも在米華僑らの会合に出席。米国滞在中に伝えられた動静はこうした「身内」との交流行事にとどまった。 頼氏の訪米が不自由なのは、台湾と断