The 1975らを擁するUKのレーベル「Dirty Hit」より、自身のライフストーリーを描いたデビューアルバム『SAWAYAMA』をリリースする、リナ・サワヤマ。昨年は『情熱大陸』に出演し、「VOGUE JAPAN Women of the Year 2019」も受賞した彼女。4歳半のときに日本からイギリスへ移住し、パンセクシュアルであることを公言している彼女は、常に人種差別や性差別と闘い、自分のアイデンティティがどこに帰属するのかを模索しながら生きてきた。 マイノリティとして生き抜いてきたリナは、社会をよりよい方向へ導くポップスターとして、個人の人格とは関係のない部分で人が人を判断する行為を、この世から一切取っ払おうとしてくれている。国籍、性別、性的指向、年齢、肩書きなど、個人をなにかのアイデンティティに押し込んで話すことを、彼女はよしとしない。そんなリナ・サワヤマが音楽を通して体現
![The 1975も魅了した日本人、リナ・サワヤマが発信する歪んだ社会へのメッセージ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1c4b04038c53180fc089460de225604e7ab39821/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.rollingstonejapan.com%2Farticles%2F33000%2F33663%2FOG%2F5ba03edafb91a5c7e775e5f3809ecbf6.jpg)