メキシコ・バハカリフォルニア州でカリフォルニア湾上空を飛ぶ鳥(2023年5月19日撮影、資料写真)。(c)Guillermo Arias / AFP 【6月17日 AFP】メキシコの海岸で野鳥の死骸が多数見つかった事態について、当局は16日、太平洋の水温上昇が原因である可能性が高いとの見解を発表した。鳥の大量死はペルーとチリでも起きている。 農業省と環境省は共同声明で、大量死の原因は鳥インフルエンザA(H5N1)ではなく、餓死だと断定。 「要因として最も考えられるのは、エルニーニョ(El Nino)現象の影響による太平洋の海面水温の上昇」だと指摘した。太平洋の海面水温が上がることで魚が海中深くに移動し、鳥が捕食できなくなっている。調査は今も継続中だという。 エルニーニョ現象は一般的に世界的な気温上昇につながり、平均して2~7年ごとに発生する。米海洋大気局(NOAA)は先週、今年は既にエルニ
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