トルコは米国に次ぐ世界2位のドラマ輸出国といわれるコンテンツ大国だが、国内での競争は激しく、年間100本以上の放映作品のうち、ヒットするのは1割以下といわれている。 1作品当たりの話数・放映時間が長く、一から脚本を作成するのには多大な労力がかかること、激しい競争下でより優れた脚本が求められることから、近年は国外作品のリメーク需要が高まりを見せている。その中で今回、初めて日本の漫画が原作に選ばれた。同作品に関し、ジェトロは2024年2月5日までに複数の関係者にインタビューを行った。 原作者で漫画家のすえのぶけいこ氏はインタビューに対し、トルコでは日本の漫画が欧米に比べ、まだ普及しておらず、漫画を原作としたドラマ化も前例がない中で、「企画書やあらすじを見た時に、文化の違う国でも自分が伝えたいテーマを映像で表現してくれそうだという熱意を感じた」と喜びを語った。また、漫画は世代や国境を超える力を持