キーウとリビウ、危機遺産に ウクライナ侵攻で―ユネスコ 2023年09月16日00時07分配信 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が危機遺産への登録を決めたウクライナの聖ソフィア大聖堂=2022年3月、キーウ(キエフ)(EPA時事) 【パリ時事】国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は15日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)と西部リビウにある世界遺産がロシアの侵攻で破壊される脅威に直面しているとして、「危機遺産」に登録することを決めた。ロシアを含む全ての加盟国には、ウクライナの危機遺産などに「損害を与える行為の自粛」を求めた。 危機遺産への登録が決まったのは、キーウの聖ソフィア大聖堂などと、リビウの歴史地区。キーウは1990年、リビウは98年に世界遺産に登録された。 ユネスコは、昨年2月に始まった侵攻で、ウクライナの世界遺産に対する脅威の度合いが「大幅に高まっている」と指摘。ロシアの