自然科学分野の論文で、注目度が高いことを示す、引用された回数の多い論文の数を、世界の国や地域で比較したところ、日本は13位と過去最低となりました。 文部科学省の科学技術・学術政策研究所は、日本の科学研究の現状や課題を分析するために、毎年、世界の研究動向などをまとめています。 このほど最新の調査結果を公表し、このうち2019年からの3年間に世界の国や地域で発表された自然科学分野の論文について、他の論文に引用された回数が各研究分野で上位10%に入った注目度の高い論文の数は、平均で多い順に、 ▼1位の中国が5万4400本余り、 次いで ▼アメリカが3万6200本余り、 ▼3位のイギリスが8800本余りでした。 一方、日本は3700本余りで、過去最低だった前回の12位よりもさらに順位を1つ落として13位まで後退し、データが残る1981年以降で最も低い順位となりました。 また、1年当たりの平均の論文