[ザポロジエ(ウクライナ) 28日 ロイター] - ウクライナ東・南部4州で親ロシア派勢力が強行したロシアへの編入を問う「住民投票」について、各地域の親ロ派組織は圧倒的多数が編入に賛成したとの集計結果を発表した。プーチン大統領は、数日以内にロシアへの各地域編入を宣言する見通しだ。 住民投票は23日から東部ドネツク州とルガンスク州、南部へルソン州とザポロジエ州の一部地域で実施。これらの地域はウクライナ全土の約15%を占めるとされる。
ロシア編入賛成「97~98%」 ウクライナ東・南部、「住民投票」終了―プーチン氏、領土編入強行へ 2022年09月27日23時16分 25日、ロシアが占領したウクライナ東部ドネツク州マリウポリで、ロシア国旗を取り付ける作業員ら(AFP時事) ロシアのプーチン政権によるウクライナ東・南部4州の編入計画に絡み、親ロシア派は27日、「住民投票」が終了し、暫定結果として編入賛成が「97~98%」に上ったと発表した。タス通信が伝えた。あらかじめ用意した結果とみられ、先進7カ国(G7)が「偽の投票」を無効と見なす中、プーチン大統領は30日にも領土編入を強行する見通し。2014年のウクライナ南部クリミア半島併合と同様、「民意」で正当性を主張するもようだ。 <ウクライナ情勢 関連ニュース> ウクライナ侵攻は7カ月を超えた。ロシア軍の戦果に乏しいまま、プーチン政権が投票という形態の「力による現状変更」を試み
30日にロシア編入手続きか プーチン氏演説へ―国営通信 2022年09月25日10時05分 ロシアのプーチン大統領=21日、ノブゴロド(AFP時事) ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東・南部4州の親ロシア派による「住民投票」の結果に基づき、30日に領土編入の手続きを行う公算が大きくなった。国営タス通信などが24日、議会関係者の話として伝えた。プーチン氏は上下両院議員を前に演説するとみられる。2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島と同じシナリオであれば、独立国家として承認した4州の親ロ派と「編入条約」に調印する可能性がある。 【特集】長期化するウクライナ侵攻がもたらしたロシア経済の本当の姿~住民投票と食糧危機の行方は 2月からのウクライナ侵攻で厳しい対ロシア制裁が続く中、編入が決断されれば「現状変更の試み」として、日本を含む先進7カ国(G7)のさらなる措置は不可避。ウクライナは態
親ロシア派勢力が実効支配するウクライナ南東部の4地域で23日、ロシアへの編入の賛否を問う住民投票が始まった。投票が実施されている地域はウクライナの領土の約15%に相当。ロシアは4地域を編入した後、この地域を奪還するための攻撃をロシア連邦への攻撃と見なし、核による対応さえも正当化する恐れがある。 写真は同日、ロシアの首都モスクワに設置された投票所で投票する住民(2022年 ロイター/Alexander Avilov/Moscow News Agency/Handout via REUTERS) [キーウ(キエフ) 23日 ロイター] - 親ロシア派勢力が実効支配するウクライナ南東部の4地域で23日、ロシアへの編入の賛否を問う住民投票が始まった。投票が実施されている地域はウクライナの領土の約15%に相当。ロシアは4地域を編入した後、この地域を奪還するための攻撃をロシア連邦への攻撃と見なし、核に
ウクライナ東部ドンバス地方ドネツク州バフムートで、戦車に乗るウクライナ兵(2022年9月15日撮影、資料写真)。(c)Juan BARRETO / AFP 【9月20日 AFP】(更新)ウクライナの親ロシア派勢力は20日、ロシア軍が支配する東部と南部の地域で、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を23〜27日に実施すると発表した。 住民投票の実施が発表されたのは、東部ドンバス(Donbas)地方のドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)、南部のヘルソン(Kherson)とザポリージャ(Zaporizhzhia)の計4州。編入が決まれば、ロシアがこれらの地域での戦闘を自国領土の防衛として正当化する可能性があり、紛争が大幅に激化する恐れがある。 ウクライナ政府は、住民投票は「偽物」だとし、ロシアがもたらす脅威を「取り除く」と宣言。領土奪還に向けた作戦を継続する姿勢を示した。(c)
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