ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は8月17~18日にサウジアラビアを公式訪問した。ウズベキスタン大統領のサウジアラビア公式訪問は30年ぶり。 ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との会談後、「パートナーシップの本格的拡大に関する共同声明」を採択し、両国はエネルギーや税関、民間航空、観光、農業、医療、労働などの分野の協力に関する15の文書に署名した。 合意内容で注目されるのはエネルギー分野だ。サウジアラビアの政府系企業ACWAパワーは、ウズベキスタン西部カラカルパクスタン共和国に世界最大級の設備容量1.5ギガワット(GW)の風力発電所を建設する基本契約をウズベキスタンのエネルギー省と投資貿易省との間で署名した。総事業費は24億ドルで、2023年末までに資金調達を完了し、2026年初頭に商業運転を開始する。同じく、ACWAパワーと米国の産業ガス大手エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ