2024年1月1日午後に発生した石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生、「令和6年能登半島地震」と命名された。その被災地域内には半導体および関連する電子部品製造施設が複数点在している。現在、それらの工場は被害状況を調査中としつつも、ほとんどの工場で重大な被害は免れた模様である。該当地域にある主要企業としては、加賀東芝エレクトロニクスやTPSCo(タワー パートナーズ セミコンダクター、旧パナソニックの半導体工場)、サンケン電気の子会社である石川サンケン、シリコンウェハメーカーの信越化学工業やGlobalWafers、半導体製造装置メーカーのKOKUSAI ELECTRIC、MLCCメーカーの太陽誘電や村田製作所などが挙げられる。2024年1月5日朝時点での各社の地震の影響をまとめてみたほか、TrendForceもこの地震の影響についての見通しを公表しているので、それらを織り交ぜて