中学時代にコンピュータと出会い、将来はコンピュータの仕事をと考えるようになったというKLab株式会社CTO仙石氏。(2)では、その後初めての就職と研究職時代のお話と、KLab入社の経緯をお伺いします。 大企業での研究所でのお仕事とは ■初めての就職は日立製作所ですね。大企業ですが、なぜ日立に決めたのでしょう。 システム開発研究所に配属を希望したのですが、なぜそこに決めたかというと、たぶんその事業所の自然環境に惹かれたんですね。森の中にあるんですよ。 ■森ですか。 川崎市麻生区に王禅寺という一周 3km くらいの自然豊かな丘があって、その中にシステム開発研究所と寮があるんです。日立製作所というと、国分寺の中央研究所の森が有名ですが、システム開発研究所の自然も、なかなかのものだと思います。寮にはテニスコートもあって、毎日定時きっかりに退社して、日没までテニスをしていたりしました。 ■研究員とし
第13回では、自らも技術者であり、会社のブログやご自身のブログで、コンピュータ業界や技術者のキャリアについてのオピニオンを発信しつづけている、KLab株式会社取締役CTO仙石浩明氏へのインタビューです。(1)では、仙石氏の技術への想いのルーツをお聞きします。 KLab株式会社CTO仙石氏の経歴 1992年 京都大学大学院 工学研究科情報工学専攻修了 同年 株式会社日立製作所入社 システム開発研究所へ配属 2000年 サイバード社入社 サイバード社の研究・開発部門であったケイ・ラボラトリーが分社独立 同社取締役CTOに就任 なぜかはじめからコンピュータが好きだった ■そもそもコンピュータに興味を持ったきっかけから教えていただけますか。 通っていた中学校に、マイコン部があったのがきっかけでした。当時、コンピュータはほ
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