朝日新聞小宮山亮磨氏の記事に関する私見 - bunmaoのブログ

8年近く放っておいたブログが、今でも残っていたことに自分でも驚いていますが、久しぶりに記事を書きます。 朝日新聞（大阪本社版）２０１９年４月１８日朝刊に「若手で受賞 でも２０超す大学不採用――研究者は追い込まれていった」という記事が掲載されました。一面と、さらに続きが３３面にも出る大きな記事です。執筆者は小宮山亮磨記者です。じつはそれ以前にネット版にも掲載されていました（多少違いがあるようですが）。概要は以下で読めます。 https://www.asahi.com/articles/ASM461CLKM45ULBJ01M.html 私の名前が出るところから、何人かの方から私宛にも問い合わせをいただきましたので、私の意見を表明するほうがよいと考えました。小宮山記者には事前に本稿を送り、誠意あるご返事をいただきました。私としては、決してケンカを売るつもりではなく、あくまでも私の意見を述べ、議論

[whkr]

こういう「若い学者の困窮を報道するのは学問への冒涜だ！」みたいな態度でいたから、昔から人が死んでるのに環境が改善されないんじゃないの？「この業界が食えないのは昔からです！」って胸を張って言うことかよ。

[BIFF]

マスメディアが提示する分かりやすいストーリーには注意したい。共感し寄り添う体を装いながら「人」を主張の素材として調理し「活用」する言論は多い。大勢が踊らされると問題のあるべき解決が遠のく可能性もある。

[skasuga]

中村元が「先輩がやはり就職がないということから自死」したと判断するのは良くて、新聞記者がやると「人の生死を無理やりに一つの原因に結び付けるのはしてはならないこと」なの？

[Arturo_Ui]

もともと就職の厳しい分野であることは、この記事の指摘通り。当該の朝日の記事を読んだ限りでも、自死の原因は「研究者としての就職難」より、「配偶者が統合失調症を発症したこと」の方が大きかったと思われる。

[zmzizm]

くそみたいなエクスキューズ記事だった。なんなんだこの無責任さは。こういう事なかれな態度の人が上にいたら死にたくもなるわ。

[You-me]

文系のしかも思想・哲学系なんて昔からそうだったというのは、（海外との比較を考えても）それに甘んじなくていいんですよって話なんだけどねぇ

[urashimasan]

オーバードクター当たり前の40年前を持ち出すのは詭弁だね。あほらし。

[bn2islander]

“N氏の自死を現今の大学政策批判に直結させ、後者を結論として出すためのインパクトのある実例として、N氏の自死のことを利用したという形になっています”これ必読だ……

[yutorination]

わかりやすく問題提起することだって必要だとは思うけどね。あと全体的に「研究者は艱難辛苦を乗り越えるべき」みたいなテーゼを感じるのだが、もうちょっとだけ気楽に研究続けられる環境があってもいいんじゃないか

[gcyn]

このご主張とも別に、でもやはり、体調なり社会的な境遇なりへの身内からの優しい無理解に長く接しながらその状況の改善に取り組むというのは本当にキツいし、それ社会人として当然の負担か？との疑問は消えません。

[sagar]

冒頭にある通り、議論が進みそうな内容ではある

[sadamasato]

37歳で就職した人が、「今日では40代半ばで就職が普通」とサラリと言っちゃうのが信じらない。なんで昔よりも就職が10年遅れるのか、考えないのだろうか？あなたが否定している最近の文教政策の失敗のせいですよね。

[k-takahashi]

『一部の事実のみを記すことで、あらかじめ用意した結論に無理やり結びつけるという手法であり、読者をミスリードするもの』『N氏が男性であれば、このような記事の書き方になっただろうか』

[paravola]

（確かにそんな感じの記事だった）事前に私に対して電話取材がありました。その時に、無理に一方的な結論に結び付けようとする誘導尋問的な語り方でしたので、そのように単純な問題ではないことを申し上げ...

[somebodyssin]

朝日の記事にケチをつけるのは勝手だけど、後輩が40年前の自分とまったく同じ状態を経験したことをまず受け止めたらどうだろう。ジェンダーバイアスうんぬんも噴飯もの。

[haruyato]

いやとは言え、N氏の世代の不遇さは「昔からそうだった」とかいう論法とは桁違い(倍とか半分を桁違いと呼ぶべきでは無いのかもしれんが)かと。ジェンダーバイアスというなら世代バイアスはどうなのよ？と。

[blue0002]

大学教員とかって世襲と富裕層ばかり。幼少期の環境から恵まれてんだけど、その自覚がない人間はこういう無責任な駄文を何の躊躇いもなく垂れ流せる。新聞のストーリーにも要注意だが、どちらの害悪が大きいかは明白

[ayumun]

“就職と無縁であったかのような書き方も間違っています。(中略)専任職を持っていました(中略)私自身も就職浪人中、専任研究員として所属していました” ？就職浪人中なら、それ、職じゃなくね？？

[yujimi-daifuku-2222]

この私見を現状追認ではないかと糾弾する気持ちも分かりますが、では実際宗教系、哲学系の研究者をどうやって食わせるのか。/あまり言いたくありませんが、博士課程に進む時点で、世間一般の基準では恵まれている。

[muramurax]

生きていればいまごろ大学の責任ある職につけていただろうって根拠ある話なの？

[htnmiki]

たぶん重鎮なんだろうけどそれがこの認識というのは本当につらいしこの業界に救いも未来もないのだなと思わされるな……

[myogab]

まあ、研究者目線ではプライベートより業績をこそ知って欲しいのもわからなくはない。

[lastline]

双方分かるが、就職先がないのは当たり前ってのはなぁ。インド哲学、仏教哲学がもともと喰えないにしても

[mmmmmasao]

双方の意見に賛同点も疑問点もあるかな/学問に限らずニッチで金にならない分野で活動できる要因に「実家の太さ」があることに対して、意外とみんな見て見ぬ振りしてる気がします。救いのない言い方だけど

[katamachi]

43歳仏教研究者の自死に関する朝日新聞記事について、取材を受けた側の反論。記者が「多くの大学に就職を断られて追い詰められた女性」と分かりやすいストーリーにしていたのには確かに違和感を覚えた

[yoko-hirom]

『ジェンダーバイアスがなかったかどうか』　男の自分の苦境は記事に成らなかったのに，女が死んだら記事に成ったのは差別だとでもいうのか。

[nisatta]

「N氏は公益財団法人中村元東方研究所の専任研究員という専任職を持っていました」「そのことは、電話取材で私もきちんと申しましたが、今回の記事では完全にスルーされました」

[nemuiumen]

あらゆる報道は、このような側面があることを心せねばならない。作られたストーリーを元に判断するのは怖い。／とはいえ元から地獄なんでと言われるとそれはそれでもにょる。

[mogmognya]

“今日全般に研究教育職への就職が遅れているので、４０代半ばというのは普通です。それ故、それを直ちに最近の大学政策に結び付けるのは間違いです。” いや、それを普通にするなよって話ですよ。

[kjin]

生存バイアスとしか読めなかった“N氏とまったく同じ状況でした。従って、N氏の精神的に不安定な状態は、私自身もまったく同じことを経験しているので、よく分かります。私は３７歳で職を得ましたが、N氏はそれより遅

[augsUK]

海外の人文系もアカポス得るのは相当厳しいことに変わりなく、その上あの「印哲」かと思わないではない。それでも待遇が何とかならないかとは思うけど

[h5dhn9k]

…。公開情報だから書いても良いのかな？…　N氏の元夫は精神科医なのに統合失調症で自分の判断で服薬を止めてる回避不可能な地雷だからなぁ…。

[TakamoriTarou]

どうやら「業界ではよくある当たり前の話だから騒ぐ程のことではない」と言う話っぽい。で、記事はその業界内のタコツボ的常識が外から見ると異様だ、と言う事を指摘しているんじゃないかと思うけども。

[kaos2009]

“人の生死を無理やりに一つの原因に結び付けるのはしてはならない”

[mohno]

「研究分野は、日本思想史」「就職の困難な領域」「専任研究員…奨学金の返済免除、科研の応募資格など、研究上の便宜はきわめて大きく」「存命していれば、おそらくまもなく大学の責任ある職についたであろう」

[kurokawada]

海外でも人文系だとでも常勤職を得るのは非常にきびしいようで。全世界的な構造。

[Ereni]

この人もポジショントークではあるけど、中村元氏は先輩の自死で『職のない若い研究者を救済するということを大きな目的として〜研究会を設立』してる訳で、新聞記者とは全く違う立場でしょう。