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『縄文の思想』強気に世界を旅した彼らは、現代に何を遺したのか? 講談社 今日のおすすめ
現代まで残る縄文時代の風習とは 縄文時代といえば遥か昔、人々が狩猟や採集で暮らしていた時代。約1万5... 現代まで残る縄文時代の風習とは 縄文時代といえば遥か昔、人々が狩猟や採集で暮らしていた時代。約1万5000年前から2300年前まで長きにわたり続いた時代ですが、縄文文化の風習を残す人々がついこの間までいたって、信じられますか? 長崎県の西彼杵半島や瀬戸内海を拠点に、船を住処としていた家船(えぶね)漁民という人々がいたのをご存知でしょうか。規制が厳しくなった昭和40年代頃まで実在していて、当時の写真や記録は多く残されています。漁をしながら物々交換で暮らしてきた彼らは独自の文化を持ち、なんと入れ墨や抜歯の風習があったそうです。 現代でもお祭りや正月料理などで、地方独自の文化を目にすることはありますよね。テレビやインターネットが普及する前は今よりも地域差が大きかったのでしょう。とはいえ、入れ墨や抜歯は聞いたことがありません。 本書『縄文の思想』の著者いわく、これが縄文時代の風習の名残りだというの
2021/04/25 リンク