小林多喜二の拷問死、遺族が告訴試みる 弁護士供述記録：朝日新聞デジタル

「蟹工船」で知られるプロレタリア作家、小林多喜二（１９０３～３３）が治安維持法違反容疑で逮捕され、警視庁築地署で拷問死した後、遺族が特高警察を告訴しようとしていたことが分かった。多喜二研究者の荻野富士夫・小樽商科大学名誉教授（日本近現代史）が、多喜二と関係のあった弁護士を取り調べた公判前の予審記録からみつけた。告訴は実現しなかったが、厳しい思想弾圧の時代に拷問死をめぐって遺族が抵抗を試みようとした一端が明らかになった。 記録は、３３年９月に同法違反容疑で検挙された窪田貞三郎弁護士に対する「予審尋問調書写」。予審判事が３４年３月～３５年２月、東京の豊多摩刑務所で窪田に尋問した１２回分のやり取りを記した写しで、同志社大学（京都市）が所蔵してきた。 窪田は労働・農民運動家らの法廷闘争を支援した日本労農弁護士団の一員。「調書写」には遺族から告訴を依頼されたかどうかを問われた記述があり、「弟と兄から

[one-mam]

告訴試みたけど実現しなかったのか。これは、惜しいなあ。この記事見て思ったけど、自分や身近な人の権利侵害をそのままにしないことって、社会に多大な意義があるんだなあ。

[asamaru]

築地警察署の汚点

[quick_past]

今でも拘置所や刑務所、入管でどれくらいの人数が「自然死」してるんだろうな・・・。外界から切断された密室内では、どんな外道にもなれるのが日本人だと思う

[kiku72]

https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1414223458842542083 Drナイフさんは小林多喜二の死を知らないのかしら

[Knoa]

外界から切断された密室内では、日本人のほか、ナチス、アブグレイブ、中国など、あらゆる国のあらゆる人間が外道になりうるというのが、人類の歴史で証明されている。そういう環境を作らない不断の努力が大切。

[sonzinc]

"警視庁築地署で拷問死した後、遺族が特高警察を告訴しようとしていたことが分かった"