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減塩の重要性ばかり喧伝されるけど…最も死亡率が低い「塩分摂取量」は1日10~15グラム|和田秀樹 笑う門にボケはなし
読者の方の中には、高血圧で治療を受けている方がいると思います。そんな人が必ずといっていいほど受け... 読者の方の中には、高血圧で治療を受けている方がいると思います。そんな人が必ずといっていいほど受ける生活改善の指導が減塩です。 「塩分は血圧を上げて、動脈硬化を進めるから、なるべく塩分は控えてください」 このような言葉で主治医は減塩を勧めるでしょう。確かに塩分が多過ぎると、血圧が上昇し、脳出血の可能性が高まって、死亡率が上がるという研究もないわけではありません。しかし、その逆の結果が出ている豪州の研究もあります。塩分の取り過ぎが死亡率を上げるかどうかについては、一概に決めるのが難しいのは事実です。 私の経験的な結論は逆です。高齢者の場合、塩分を控えていると、低ナトリウム血症を起こしやすく、かえって健康寿命を短くするリスクが高まると思います。 ナトリウムは重要な栄養素で、体内には一定量が保たれるようにできています。その役割を担うのが腎臓で、塩分の摂取量によって、塩分の排出量をコントロール。これ
2024/04/18 リンク