都議選の結果について、他にどうでもいいことをいろいろ書いているにもかかわらず、山口二郎も中島岳志もツイッターで発言していないのはなかなか面白いことだと思うのである。 今回の都議選の、自民圧勝、共産議席倍増、民主壊滅的敗北、社民議席ゼロという結果は、2005・6年以降の「リベラル保守」的な、朝日新聞的な「護憲」論が、政治的な影響力を全く失った(あるいは、もともと持っていなかった)ことを浮き彫りにしている。この種の「護憲」論の最新版が「自民党改憲案反対の立憲主義擁護の一点で結集しよう」という類の主張であり(もはやそれは「護憲」ですらない)、参議院選後に民主党が消滅した後、菅直人や辻元清美あたりが音頭をとって「立憲主義の擁護」を合言葉に「リベラルの結集」ということで新党立ち上げを狙っているのだろう、と思っていたのだが、仮にそうなったとしても、もはや大した政治的影響力は持たなそうである。 もちろん
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