評伝は今週から「一葉舟」に関する著作権侵害事件に突入です。50年以上前のこととはいえ、青江の劇作家生命をなかば奪うことになった由々しき出来事であり、身内としては非常に気が重く、筆も重いです。 この事件での青江は被害者であり、評伝も青江側から描くため、どうしても客観性を欠いたものになってしまう可能性は高いのですが、できるだけ中道を行くために、青江自身が事件について書き残した文章だけではなく、事件当時の新聞や雑誌の記事、1939年初演時のパンフや1959年の「一葉伝」パンフ(莟会と新派公演の両方)、さらには東京地方裁判所に提出した訴状など、なるべく多くの資料に当たるようにしています。 上記のほかに、久保田万太郎側の人間が事件のことを記した書籍類がないか探してみましたが、久保田側にとってあれは「なかったこと」にされているためか、あまり収穫はありませんでした。戸板康二の『久保田万太郎』と後藤杜三の
ロシア語の固有名詞、カタカナで書くときに色々表記揺れがあって紛らわしいよね! 表記揺れが起きる原因をまとめといたから、参考にしてね! ヴ音の表記揺れこれは純粋に日本語内部の問題だから一番わかりやすいね! БладимирВладимирを「ウラジーミル」と書くか「ヴラジーミル」と書くか、Иванを「イヴァン」と書くか「イワン」と書くか、という単純な話だから、好みに合う方を選んでね! 強勢の棒引きをめぐる表記揺れ強勢の置かれた母音は長く強く読まれるんだけど、この母音を棒引き(ー)で表現するか否かが問題だね! これはだいたい慣用によって決まっているけど(「イワーン」じゃなくて「イワン」、「ウラジミル」じゃなくて「ウラジーミル」)、別に慣用じゃない表記を使うことは自由だし見慣れない語だとフィーリングで決めたりするから表記揺れが生じる余地があるよ! ыの表記揺れыは日本語では書き表せない音なんだ!
『タイムパラドクスゴーストライター』が打ち切られてしまった。悲しい。 正直に言えばこうなることは分かりきっていたし、納得もしている。ただ、俺はこの漫画に漂う打ち切り臭の中に、ヒット作になる可能性の細い細い糸のようなものを見出していて、そこに少なからぬ期待をかけていた。 ikiumejapan.hatenablog.com 結局、この期待は見事に裏切られることとなった。週を追うごとに掲載順はみるみる落ちて行き、わずか14話であえなく打ち切り。 それでもこの漫画が残したインパクトは大きかった。残念ながら悪い意味で。 連載初期からジャンプファンの間では不満が噴出していて、ネット上では「早く終われ」「こんなクソ漫画載せんじゃねえ」なんて意見も珍しくなかった。近頃の強烈な打ち切り漫画としては『サムライ8』が記憶に新しいところだが、間違いなくこの『タイパラ』、いや『タイパク』もまた歴史に残る問題作だっ
ファンの皆様、関係各位 いつも三浦春馬を応援していただき、誠にありがとうございます。 2022年9月16日に発売予定の『春馬くんとの"未来の雑談"~三浦春馬の勉強ノート~』と題する書籍に関して、お知らせいたします。 書籍発売の発表以降、多くのファンの皆様から様々なご質問や、ご要望として「出版を差し止めてほしい」というご意見をいただいておりますが、当社が該当書籍の出版自体を差し止めることは法的にできかねます。 当社は、これまでも三浦春馬に関するいかなる出版物、または集会やイベントなどに関しても許諾などは行っておらず、今回の書籍に関しても当社および三浦春馬のご親族は、出版に関する許諾、また内容に関する情報や資料の提供、及びその他のいかなる協力も行っていないことをご報告申し上げます。 ファンの皆様におかれましては、三浦春馬が取り組んだ数多くの作品をいつまでも愛し続けていただければ幸いです。 20
Vorbemerkung Es ist ein großes Anliegen des Verlages Olga Benario und Herbert Baum, die bisher nur gedruckt vorliegenden Werke von Marx und Engels („MEW“) nun digitalisiert als PDF-Dateien vorlegen zu können. Das wichtige Studium dieser grundlegenden Quellen des wissenschaftlichen Kommunismus wird dadurch erheblich erleichtert. Auch das rasche Auffinden einzelner Textpassagen kann durch die Suchfu
御縁があって、数年前、叛乱論研(はんらんろんけん)という研究会に参加していた。正確には長崎叛乱論研(ながさきはんらんろんけん)という名の研究会で、長崎浩さんを中心に月に一度読書会をしていた。長崎浩さんは、1960年の安保運動で東大のどんな名前の団体か知らないのだけど、リーダーをしていた有名な元闘志だとほかの方から伺った。ある種カリスマと呼んでよい方で『叛乱論』など多数のご著作がある。ご存じない方はググってみてね。 長崎叛乱論研という研究会名だけども、長崎浩さんはご自分の名前を出そうとしたり、人の中心にいようとしたりするような方ではなかった。勉強や思考することにどこまでも真剣で、決して威張ったりせず、過去の話もこちらが聞かなければしなかったし、若輩者の私たちにも敬語を使って対等に議論してくださる凛とした方だった。それはやはり叛乱論研に参加していらした思想家で作家の笠井潔さんも同じだった。お二
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