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ブックマーク / japan.hani.co.kr (53)

  • 右翼団体が国定教科書に反対する生徒を個人攻撃、学校には執拗な抗議電話

    実名挙げて非難浴びせる 極右ネチズンらが個人情報を公開 「教師も懲戒を...」一部生徒に涙 学校側など「名誉毀損・人権侵害」 31日午後、ソウル・清渓広場で開かれた国定化阻止ネットワーク主催の「正しい歴史教科書推進阻止汎国民大会」で、市民、学生、歴史学者などの参加者が歴史教科書国定化の撤回を要求してキャンドル集会を開いている=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社 「私にも、誤ったことは認め、これから知らなかった部分を学んでいく考えがあります。ところが、私の行動に対する非難が私に集中するのではなく、学校や先生たちにも向けられており、申し訳ありません」 10代の少女は、結局涙を見せてしまった。ハンギョレとの電話インタビューで、落ち着いて話していた学生は、結局「先生方に申し訳ない」と泣き崩れた。国定化に反対して「左派的発言」をしたという理由で、国定化を支持する保守団体や個人がまだ若い女子高

    右翼団体が国定教科書に反対する生徒を個人攻撃、学校には執拗な抗議電話
  • [寄稿] 他者認識の欠落―安保法制をめぐる動きに触れて

    の連立与党である自民・公明両党の議員が17日、参議院特別委で民主・維新・共産党など大多数の野党議員が表決に反対する中で自衛隊法改正案をはじめとする11の安保関連法制改定案を表決処理した。小委員長を囲んで与野党の議員がもみ合っている この記事は、徐京植東京経済大学教授が『現代思想』10月臨時増刊号に載せた文を事前に掲載の許可を得たもので、安倍政権が参議院会議で集団的自衛権の行使を骨子とした安保法制制・改正案を通過させる前に書いたものだが、通過以降の状況も念頭に置いた。(編集者) 社会をい入った「安楽全体主義」 「精根込めた打者認識」の失踪 日近代史はこう帰還するか 穏やかに晴れた初夏の午後、私は勤務先の研究室にいる。と、突然、校内放送の拡声器が「全員、すみやかに研究室や教室を出て中庭に集まって下さい」と告げ始めた。何ごとかと窓から外を見ると、教職員や学生がぞろぞろと建物から出て集合

    [寄稿] 他者認識の欠落―安保法制をめぐる動きに触れて
  • 朴大統領「統一は来年訪れるかもしれない」

    朴槿恵大統領が韓米連合訓練「乙支フリーダム・ガーディアン」初日の17日午前、大統領府国家危機管理状況室(地下バンカー)で乙支国家安全保障会議を主宰し、チェ・ユンヒ合同参謀議長から画像で報告を受けている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社 北朝鮮崩壊の備えを強調 副委員長「急変事態を念頭にした発言ではない」 朴槿恵(パク・クネ)大統領が最近、統一準備委員会討論会に参加し「来年に統一が実現することもあり得る」と発言したと伝えられた。北朝鮮“急変事態”による統一の可能性を示唆したのではないかと指摘される。 朴大統領は先月10日午前、大統領府で非公開で開かれた統一準備委員会の民間委員集中討論会で「統一は来年にも実現するかもしれず皆さんは準備しなければならない」と述べたと参加者が伝えた。他の参加者も「朴大統領が『ドイツの経験などに照らしてみれば、数日または数カ月後に統一されることに備えなければならない

    朴大統領「統一は来年訪れるかもしれない」
  • 日本で盗まれた統一新羅仏像、返還へ

    最高検察庁は韓国内の文化財窃盗団が2012年に日の対馬から盗んできた仏像2体のうち銅造如来立像(写真)を日に返還することにしたと15日、明らかにした。 銅造如来立像は8世紀統一新羅時代の作品で、高さ38.2センチ、重量4.1キログラムだ。 日で1974年に国家指定重要文化財に指定された。 キム氏ら4人は2012年10月、対馬の海神神社と付近の寺刹から、それぞれ銅造如来立像と観世音菩薩座像を盗みだし、贋作と偽って船便で韓国内に持ち込んだ。 日側は韓国政府に盗難の事実を知らせ捜査を要求し、4人は翌年1月に検挙され懲役1~4年の確定判決を受けた。 仏像2体は没収された。 韓国内では「韓国文化財であるから返す必要はない」という主張と、「それでも盗んだ物(贓物)なので返さなければならない」という意見が拮抗した。二つの仏像の日への搬出経路は明確にはならなかった。最高検察庁は「銅造如来立像は

    日本で盗まれた統一新羅仏像、返還へ
  • 「軍慰安婦で原則固守する挺対協に問題」日本の知識層で誤った主張が有力に

    「東アジアの平和のための歴史NGOフォーラム」と高麗大学アジア問題研究所は、今月10日から12日まで、ソウル城北区高麗大仁村記念館で「戦後70年の世界と東アジアの平和:市民社会の参加と役割」というテーマで第6回歴史NGO世界大会を開催した=イ・ユジン記者//ハンギョレ 新聞社 日では、最近右派を超えて知識人の間でまで、「慰安婦」と関連して韓国の女性団体の原理・原則的な主張を問題視する誤った主張が徐々に浸透していると指摘されだした。戦後70年を迎え、韓日間の歴史問題の解決に向けた議論で進展を得るためには、韓国政府のより積極的な努力が必要だと専門家たちは口をそろえた。 「東アジアの平和のための歴史NGOフォーラム」と高麗大学アジア問題研究所は、今月10日から12日まで、ソウル・城北(ソンブク)区の高麗大学仁村記念館で「戦後70年の世界と東アジアの平和:市民社会の参加と役割」というテーマで第6

    「軍慰安婦で原則固守する挺対協に問題」日本の知識層で誤った主張が有力に
  • 強制労働被害者が「三菱重工業勤労挺身隊」の実態を証言

    1944年、三菱重工業の朝鮮女子勤労挺身隊として動員され強制労働をさせられたヤン・クムドクさんが8日、東京千代田区の参議院議員会館で当時の状況を証言している。 彼女は「私が強制労働させられたのでなければ何だと言うのか」と問うた=キル・ユンヒョン特派員//ハンギョレ新聞社 「1944年5月30日、コンドウという校長先生が教室に来て『日仕事をしに行けば学校に行かせてくれる。お金もたくさん稼ぐことができる』と言いました。 それで両親に黙って印鑑を持ち出しました。でも怖くなってじっとしていると、そんなことをすればお父さんやお母さんを警察署に連れて行くといいました」 8日、東京千代田区の参議院議員会館地下1階で開かれた「三菱重工業6・24朝鮮女子勤労挺身隊訴訟」報告会に参加したヤン・クムドクさん(84)は、「皆さん、ありがとうございます」と落ち着いた声で証言を始めた。 しかし、70年間こらえてき

    強制労働被害者が「三菱重工業勤労挺身隊」の実態を証言
  • [社説]大韓民国は民主共和国なのか

    セヌリ党のユ・スンミン院内代表(党幹事長に相当)が8日、院内代表を辞任した。朴槿恵(パク・クネ)大統領が国会法改正案に拒否権を発動し、ユ・スンミン院内代表の首根っこを押さえて「自分の利益だけを考える背信者」との烙印を押して2週間後のことだ。形式としては自主的な辞任だが、事実上の大統領による与党院内代表の政治的粛清だ。こうして私たちの政治は、1970~80年代に大統領が党総裁を兼ね党を思うままに操った権威主義の時代に逆戻りしてしまった。いくら社会の各分野で退行と反動が日常化した時代に住んできたとはいえ、数十年かけ少しずつ進展させた政党民主主義が一瞬にして軍事独裁時代に戻ってしまうのは驚くべきことだ。 ユ・スンミン院内代表は辞任記者会見でこう述べた。「普通ならとっくに投げ出した院内代表の座を、最後まで諦めなかったのは、私が守りたかった価値があったためです。それは法と原則、そして正義です。私の政

    [社説]大韓民国は民主共和国なのか
  • 池上彰氏出演のフジテレビの番組で韓国女子高生インタビューねつ造か

    の民営放送のフジテレビが、韓日国交正常化50年を迎えて特集番組を放送したが、韓国の女子高生のインタビュー発言を実際の発現とは異なる字幕を付けて報道し問題となっている。韓国語を理解できる日の市民たちがSNSを通じてこの事態を「嫌韓のためのねつ造ではないのか」と疑惑を提起するなど波紋が広がっている。 問題の番組は、韓日国交正常化50周年を2週間後に控えた今月5日に産経新聞系列のフジテレビが放送した「池上彰緊急スペシャル 、知っているようでよく知らない韓国のナゾ]だった。 この放送の進行を務めた池上彰氏(64)は日国内で影響力と信頼度が非常に高い時事解説者として知られている。 問題の場面は、全体が1時間半で製作された放送の25分目頃に登場する。同放送とのインタビューに応じたある韓国の女子高生は「(日は)文化がとても多いです。だから外国人が当にたくさん訪問するようです」と話しているが、

    池上彰氏出演のフジテレビの番組で韓国女子高生インタビューねつ造か
  • 韓国検察、全国教職員労組「早退闘争」の33人を根こそぎ起訴

    憲法裁判所が教員労組法に対して合憲決定を下した5月28日は、全教組創立26周年記念日だった。 ビョン・ソンホ委員長と組合員がソウル鍾路区の憲法裁判所前にケーキを置いて憲法裁判所の決定を批判している=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社 法外労組化に抗議する「早退闘争」やセウォル号事故に関連し朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求する文を大統領府ホームページに載せたとの理由で、検察が全国教職員労組(全教組)の元・現職幹部33人を根こそぎ起訴した。全教組は表現の自由を否定する恣意的法適用と反発した。 ソウル中央地検公共刑事捜査部(部長イ・ムンハン)は法外労組化撤回とセウォル号特別法制定を求める全国教師大会を主導した疑い(国家公務員法違反)で、キム・ジョンフン元全教組委員長など27人を不拘束起訴したと26日明らかにした。キム元委員長らは全教組が解職教師の組合員地位を認めているとの理由で政府が法

    韓国検察、全国教職員労組「早退闘争」の33人を根こそぎ起訴
  • [社説]慰安婦問題の中途半端な妥協は警戒すべき

    朴槿恵(パク・クネ)大統領が韓日間の最大懸案事項である日の従軍慰安婦問題について、「相当な進展があり、現在交渉の最後の段階にあると爆弾発言をした。朴大統領の発言が8回にわたって進められてきた慰安婦問題解決のための局長級協議の結果を反映したものなのか、慰安婦問題の解決に積極的でない日政府に圧力をかけるためのものなのかは知る術はない。しかし朴大統領のこのような発言は、韓日国交正常化50周年の日にあたる22日がせまる中で、同盟国であるアメリカから韓日関係を改善するように圧力を受けている状況から出たという点から注目されるに値する。 朴大統領は11日、米国のワシントンポストとのインタビューでこのように明かして、「水面下の協議が進行中であるだけに協議の具体的な内容については言及をひかえる」と続けた。しかし韓国と日の外交当局と挺身隊問題対策協議会などの反応を見ると、大統領の発言と外交現場で進行して

    [社説]慰安婦問題の中途半端な妥協は警戒すべき
  • [現地ルポ]観光の島と化した“朝鮮人の地獄島”…笑い声を聞くのが苦痛だった

    軍艦島で強制労働に苦しめられた朝鮮人のハン(恨)多い生を扱った大河小説『カラス』の著者である韓水山氏(69)が先月15日、かつての取材の舞台だった島を見て回っている=軍艦島(長崎)/キル・ユニョン特派員//ハンギョレ新聞社 1965年6月22日、日首相官邸で韓国の愛国歌が初めて響いた。 この日、韓日両国は14年余の長い交渉の末に植民支配で汚された不幸な歴史に終止符を打ち、国交を正常化する「大韓民国と日国の間の基関係に関する条約」を締結した。 今や修交50周年を迎える両国関係は、またも深い危機に直面している。 ハンギョレは日帝強制動員被害者が経験した悲劇を扱った小説『カラス』を書いた韓水山(ハン・スサン)氏と一緒に、両国間の“記憶の闘い”の熾烈な現場である軍艦島(端島)を見て回った。 労役の苦痛が随所に見え隠れするのに 「世界文化遺産に!」と垂れ幕の波 人々は廃墟の前で「わあ! わあ!

    [現地ルポ]観光の島と化した“朝鮮人の地獄島”…笑い声を聞くのが苦痛だった
  • [インタビュー] 「私が北朝鮮のスパイ?」日本政府の歴史認識を批判した米学者に日本発悪質メール殺到

    「私は親中でも、親韓でも、親日でもありません。 親歴史(pro-history)の若い学者であるにすぎません」 今年2月、日の安倍政権の歴史認識の歪曲の試みに反対する米国歴史学者たちの声明を主導したアレクシス・ダデン米コネチカット大教授は28日、「(その後)私を親中とか反日と決めつける抗議のEメールが日から送られてくる。その中で私が最も気に入ったのは、私が“北朝鮮のスパイ”という内容だった」と笑った。ダデン教授は牙山(アサン)政策研究院主催で開かれた「牙山プレナム2015」に参加するため韓国を訪問し、この日、記者懇談会をもった。 ダデン教授は米シカゴ大出身で韓国と日に修学したこともある。米国を代表する北東アジアの歴史専門家として知られる。ダデン教授はアメリカ歴史協会(AHA)所属歴史学者19人と共に署名した声明「日歴史家たちと共に立ち」で、「日軍慰安婦に対し、日ではない国の歴

    [インタビュー] 「私が北朝鮮のスパイ?」日本政府の歴史認識を批判した米学者に日本発悪質メール殺到
  • 訪韓したベトナム戦虐殺被害者の参加行事が参戦者団体の圧力で中止

    6日午後、国会正論館でベトナム虐殺被害者であるウンウイェントルロン氏(男性・64)とウンウイェンティタン氏(55)、ホーチミン市戦争証跡博物館長のフイヌンオクポン氏(53)が記者会見を開き当時の状況などを説明している。キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社 曹渓宗は安全上の理由でレセプション取り消し 「歴史歪曲の二重定規」と批判相次ぐ 「私たちがベトナム戦問題を解決できなければ日との過去の歴史も解決されない」 専門家は参戦軍人団体に苦言「感情的対応は問題解決の助けにならない」 「合理的な考えの人たちが組織文化を変えねば」 ベトナム戦当時の韓国軍駐屯地域で発生した民間人虐殺被害者が参加する行事が、参戦軍人団体などの激しい反発で会場の予約が取り消されるなど、異常な事態となっている。参戦軍人団体は「歴史を歪曲する不純勢力の反民族的行為」と主張し、行事を大規模集会で「完全に封鎖」すると警告し

    訪韓したベトナム戦虐殺被害者の参加行事が参戦者団体の圧力で中止
  • [寄稿]あるソウル駐在日本特派員の傲慢

    は今、嫌韓感情が拡散し韓国に対する批判がインターネットにあふれている。その根元に「やわらかい言葉」で隣国に対する偏見と敵愾心を煽動するがある。「韓国人を殺せ」というようなヘイトスピーチ(特定人種・集団に対する憎悪発言)を発しないため目立たないが、在特会のような日の排外主義団体を作ったものはこの種の言説である。 先月、澤田克己毎日新聞ソウル支局長が『韓国「反日」の真相』(文藝春秋)というを発表した。要約すればこのは「反日が暴走する韓国」と「無垢な日」という対立を作り、適切でない論理で韓国と日の差異をわざと強調し、韓国の新しい日理解を否定しつつ両国間の友好を妨害する内容である。著者は日の言論人の中でも知韓派に数えられる人物だが、日語で日人に隣国に対する敵愾心を煽動するを書いていたわけだ。 著者は「はじめに」で「日なんてたいしたことない」という雰囲気が韓国社会を支配し

    [寄稿]あるソウル駐在日本特派員の傲慢
  • [インタビュー]「日本軍慰安婦問題の主犯は日帝植民支配と親日勢力」

    「金学順(キム・ハクスン)さんが私の研究人生を変えてしまった」 『朝鮮人軍慰安婦と日軍慰安所制度』(チェ・ミンスン訳、イハクサ刊)の著者、尹明淑(ユン・ミョンスク)氏(54・写真)の言葉だ。彼女にこのを書かせる決定的な契機となったのが、まさに1991年8月14日に日軍慰安婦強制動員の被害事実を初めて世に暴露した被害者の金学順お婆さん(1924~97)の公開証言だったためだ。 「その年に日の一橋大学修士課程に進学した。しかし植民地時代の女性知識人を念頭にした研究主題に懐疑的になり、研究を続けるべきか深刻に悩んでいた時だった。それは必然だったのか、同年9月に金学順さんに会って直接インタビューする機会を持てた。それ以前は慰安婦の存在自体を知らずにいた」 85年の渡日2年後に東京外国語大に入学した尹氏は、91年に在日同胞の歴史学者、姜徳相(カン・ドクサン)教授が在職した一橋大学大学院に進ん

    [インタビュー]「日本軍慰安婦問題の主犯は日帝植民支配と親日勢力」
  • 北朝鮮、初めて日本の裁判所に文化財返還申請

    韓国文化財還収運動団体を通じて推進 交渉終えた韓国とは異なり、権利まだ存在 国交正常化されず、成功するかどうかの不透明 北朝鮮が初めて日の裁判所に過去の植民地支配の時に日に搬出された文化財を返してほしいという調整申請を提出した。 これまで韓国海外搬出文化財返還運動を率いてきたへムン「文化財を来の場所に戻す」代表は26日、北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟(以下朝仏連)を代理して、平壌(ピョンヤン)栗里(ユルリ)寺址石塔(写真)の返送を求める調整申請書を25日、東京簡易裁判所に提出したと明らかにした。調整の日側相手は、現在、この石塔を保管している日の大倉文化財団だ。現在この石塔は東京港区に位置するホテルオークラに保管されている。 今回の調整申請は、解放後70年ぶりに北朝鮮が初めて日の裁判所に「文化財を返してほしい」という具体的な動きを見せたものとして、注目される。北朝鮮と日は、2002年

    北朝鮮、初めて日本の裁判所に文化財返還申請
  • 統合進歩党「解散賛成」が多い理由

    イ・インボク中央選挙管理委員会委員長(左端)が22日午前、京畿道果川市の中央選挙管理委員会で開かれた全体委員会議を主宰している。この日の会議で統合進歩党に所属する比例代表地方議員の議員職喪失を決めた。 キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社 専門家“選挙ではなく憲法裁判所の決定による 強制解散に同意するかを訊いてみれば 違う結果が出てきただろう”指摘 憲法裁判所の統合進歩党解散決定に対する賛成世論が高まっている。憲法裁判所の決定が国民の選挙による政党選択という民主主義原則を踏みにじる独断であり暴挙だと考える進歩陣営には手痛い結果だ。 解散決定に対する賛成世論は概して6対3程度で反対を圧倒している。『中央日報』の19~20日の調査では、統合進歩党解散決定に「賛成する」が63.8%で「反対する」(23.7%)を圧倒した。『MBN』がリアルメーターに委託し19日に実施した調査でも、統合進歩党解

    統合進歩党「解散賛成」が多い理由
  • 生涯“平和日本”を夢見て逝ったリアリスト

    の国際政治学者 坂義和氏 逝去 “実現可能な平和主義”定着に献身 軍備抑制・慰安婦問題謝罪を主張 “集団的自衛権反対”が最後の活動 日における国際政治学の開拓者であり“実現可能な平和主義”の定着に生涯を捧げた坂義和(写真)東京大学名誉教授が2日に東京のある病院で心不全で亡くなった、と日のメディアが7日いっせいに報じた。 享年87歳。 第2次世界大戦敗戦後の日の平和主義定着に貢献した坂氏は、1927年9月に米国ロサンゼルスで学者の父親坂義孝氏の第三子として生まれ、幼年時代を中国、上海ですごした。1948年に東京大学法学部に入学し、政治学の巨頭である丸山真男の弟子になった。 1955年に米国シカゴ大学で現実主義国際政治学の代父であるハンス・モーゲンソーに学んだ。 彼は1959年に“日進歩陣営の城砦”である岩波書店が発行する月刊誌『世界』に「中立日の防衛構想」という題の論文

    生涯“平和日本”を夢見て逝ったリアリスト
  • [インタビュー]「私が書いた慰安婦記事はねつ造ではない…右翼の脅しには屈しない」

    植村隆元朝日新聞記者が16日、札幌市内のある事務室で自身に関するニュースを伝えている日の新聞を見せながらインタビューに応じている。//ハンギョレ新聞社 「いまでも夢を見ているようだ。なぜ私にこのようなことが起きたのか」 16日、北海道の中心都市、札幌市内の事務所で向かい合って座った植村隆元朝日新聞記者(56)は、頭を抱えて深いため息をついた。黙って彼の姿を見つめることしか、他に慰めの言葉は思いつかなかった。 慰安婦問題を取り巻くし烈な攻防が繰り広げられている日の社会で、植村記者は大変独特な位置にある。彼は1991年8月11日、「朝日新聞」大阪社版に、自ら日軍慰安婦であったことを初めて公に明らかにした金学順さん(1924~1997)に関する最初の記事を書いた人物である。彼は日の右翼にとって、慰安婦に関する「捏造記事」を書き、日の名誉と国益に限りなく大きな傷を残した「売国奴」だ。し

    [インタビュー]「私が書いた慰安婦記事はねつ造ではない…右翼の脅しには屈しない」
  • 統合進歩党強制解散、傍聴席から「民主主義を殺した日」

    統合進歩党の党員たちが19日午後、ソウル銅雀区大方洞の党事務所前で開いた憲法裁判所の党解散決定糾弾集会で肩を組み「松よ松よ青い松よ」を歌っている。 イ・ジョンウ先任記者//ハンギョレ新聞社 「パク・ハンチョル、イ・ジョンミ、イ・ジンソン、キム・チャンジョン、アン・チャンホ…」。19日午前10時35分、ソウル鍾路区(チョンノグ)斎洞(チェドン)の憲法裁判所大審判廷。パク・ハンチョル憲法裁判所長が統合進歩党解散側に立った裁判官の名前を順に読み上げた。6人以上なら解散が決定される。「カン・イルウォン、ソ・ギソク、チョ・ヨンホ」。 解散認容意見を出した裁判官が5人を越え、何と8人に達すると傍聴席からはため息がもれた。イ・ジョンヒ統合進歩党代表とオ・ビョンユン、イ・サンギュ、キム・ジェヨン議員の表情が固まった。 パク所長が「統合進歩党を解散し、所属国会議員は議員職を喪失する」という最後の主文を読んだ

    統合進歩党強制解散、傍聴席から「民主主義を殺した日」