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ブックマーク / japan.hani.co.kr (53)

  • [寄稿]パレスチナを支持できないというあなたへ

    ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル病院で24日(現地時間)、爆撃の被害者たちが治療を受けるのを待っている=ハンユニス/AFP・聯合ニュース 残酷なニュースが続いたある夜遅く、親しい活動家からメッセージが届いた。かなり緊急のようだった。イスラエルの植民地支配に反対し、パレスチナの苦しみを知らないわけではないが、民間人虐殺を行ったハマスのせいでパレスチナを支持できないという人々に、何と言えばいいのかという質問だった。「イスラエルも悪いが、パレスチナも悪い」という両非論に向き合うのは初めてではなかった。平和と人権という価値の前では、どちらも間違っているということだ。 このすべての事態がきれいな真空管の中で起きているなら、そのような意見にも一理あるかもしれない。イスラエルが殺害した民間人の数がはるかに多いという事実を伝えたいわけではない。マスコミの接近が難しく、フェイクニュースが飛び交っているか

    [寄稿]パレスチナを支持できないというあなたへ
  • [映画レビュー]8人の日本人はなぜ三菱に爆弾を投げたのか

    1974年8月30日、日の東京にある三菱重工社で爆弾が爆発した。8人が亡くなり376人が負傷したこの事件により、日社会は強い衝撃を受けた。1カ月後、「東アジア反日武装戦線」という団体が声明文を出した。「三菱は、旧植民地主義時代から現在に至るまで、一貫として日帝中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう企業だ」。戦後の日で初めて植民地責任を強く追及し武装闘争に乗り出した彼らは、ほかでもない日人だった。 以後、彼らは翌年5月まで、三井物産や大成建設など日の戦犯企業8社で次々と爆弾を爆破させた。幸いにも死傷者はそれ以上は出なかった。彼らの目的は、人命殺傷ではなく、警戒心を呼び起こすことだった。この事件で大道寺将司など8人が逮捕され、投獄された。彼らは大学中退者や会社員など平凡な社会の構成員だった。2020年現在、死亡したり釈放された者を除き、まだ2人が監獄に残っているが、日

    [映画レビュー]8人の日本人はなぜ三菱に爆弾を投げたのか
  • “韓国大統領候補選好度”イ・ナギョン28%、イ・ジェミョン12%…野党側走者失踪

    共に民主党の新型コロナ国難克服委員会のイ・ナギョン委員長が3日午後、清州SBプラザで開かれた忠清圏懇談会に出席し笑顔を見せている//ハンギョレ新聞社 韓国の次期政治指導者の選好度調査で、3%の壁を越えた保守野党圏の候補は一人もいなかった。イ・ナギョン共に民主党議員は、6カ月連続で20%以上の高い選好度を維持した。 韓国ギャラップが今月9~11日に満18歳以上の全国1000人を対象に「今後韓国をリードする政治指導者、すなわち次期大統領の適任者に誰が良いと考えるか」を聞いた結果(信頼水準95%に標誤差±3.1ポイント)、イ・ナギョン議員が28%で最も高い回答を得たと12日明らかにした。イ議員に対する選好度は、6カ月連続で20%を上回っている。次いで、先月から1ポイント上昇したイ・ジェミョン京畿道知事が12%を記録し2位だった。 この他に、アン・チョルス(2%)、ホン・ジュンピョ(2%)、パク

    “韓国大統領候補選好度”イ・ナギョン28%、イ・ジェミョン12%…野党側走者失踪
  • [寄稿]被害者を代弁するということーあの多くの「ハルモニたち」はどこへ

    女性人権運動家のイ・ヨンスさんが、長い間自分が耐えてきた苦痛をあらわにして市民社会と政府に投げかけたメッセージは、全ての人々の心を重くさせた。イさんの訴えをきっかけにハンギョレは、私たちが何を省察し、残された問題をどのように解決すれば被害者の苦痛と傷が当に癒されるのかを模索するリレー寄稿を掲載する。日軍「慰安婦」被害者の証言の調査研究を進め、現在日軍「慰安婦」研究会の会長を務めているヤン・ヒョナ・ソウル大学法学専門大学院教授が最初の文を寄せた。 5月7日に続き、5月25日、「慰安婦」被害生存者であり人権運動家であるイ・ヨンスさんの記者会見があった。最初の記者会見で「もう水曜デモはいらない。ユン・ミヒャンは国会に行ってはならない」などの激しい言葉が飛び出した。25日の記者会見では「30年の挺対協の運動が被害者たちを利用した。私たちの証言を聞いたこともない」など、いろいろな言葉を述べられ

    [寄稿]被害者を代弁するということーあの多くの「ハルモニたち」はどこへ
  • [インタビュー]「新天地の本当の問題は“詐欺伝導”で不信の社会を作ったこと」

  • 死亡被害の最少化のため…「症状のない高危険群にも薬投与」を勧告

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡被害を減らすため、高齢層や基礎疾患を持つ人などの高危険群には、感染判定を受けていなくても予防の観点から抗ウイルス薬投与などの薬物治療を受けさせようという提案が医学界から出された。防疫当局もこのような趣旨の対策を検討すると明らかにした。 12日、大韓感染学会、大韓抗菌療法学会、大韓小児感染学会、大韓結核および呼吸器学会の4団体は「COVID-19薬物治療に関する専門家勧告案」を発表し、「療養所、療養病院、高齢者施設などで(COVID-19患者に)暴露した場合、先制的または暴露後に抗ウイルス薬の予防的投与を考慮」しようと提案した。これらの施設にいる患者は普段から似たような症状があり、COVID-19の症状の有無を判断しにくい上、 COVID-19が発症したら重症になる可能性が高い高危険群だ。そのため、診断検査を通じてCOVID-19の陽性判

    死亡被害の最少化のため…「症状のない高危険群にも薬投与」を勧告
  • [寄稿]日本の“韓国蔑視”の根源

    の東京湾に停泊した米国艦艇ミズーリ号の甲板で行われた降伏調印式(1945年9月2日)=米国 National Archives II所蔵//ハンギョレ新聞社 日は「大東亜戦争」を始めた理由が、西洋帝国からアジア民衆を解放して繁栄を成し遂げるためだったと宣伝した。日を占領した米軍は、大東亜戦争という名称を直ちに禁止して「太平洋戦争」に言い換えた。しかしこの戦争の性格や戦闘が起きた地域、参加人員の側面を見ると、この戦争は大東亜戦争でも太平洋戦争でもない「アジア太平洋戦争」だった。 日人は戦争に敗れたが、これを「敗戦」とはしなかった。連合軍の将軍たちが並んだミズーリ号の船上で執り行われた天皇と日陸海軍の降伏は、数十年間持続した日帝国の敗亡を伝える事件だったが、日人は単に戦争が終わったという意味の「終戦」と言った。負けたということを受け入れられず、戦争を直視できなかった日社会は今

    [寄稿]日本の“韓国蔑視”の根源
  • [コラム]チョ・グク事態、世代ではなく階級が問題だ

    チョ・グク法務部長官が9日午後、政府果川庁舎の法務部大会議室で開かれた就任式で、国旗に向かって敬礼している=果川/パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社 チョ・グク法務部長官事態で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と共に民主党は傷を負った。国政遂行に対する評価と党の支持率に大きな変化はない。危機を感じた支持層が結集したおかげだ。しかし、支持層も心に大きな傷を負った。 長官の任命で事態が終結したわけでもない。検察は家宅捜索と起訴が不当ではなかったことを立証するために必死だ。政治がそうであるように、捜査も生き物だ。また何が飛び出してくるか分からない。検察が成功すれば、政権が打撃を受ける。失敗すれば、検察が致命傷を負う。危険な対峙だ。 乱世には饒舌がはびこる。いわゆる保守はチョ・グク事態を機に、政治情勢を「朴槿恵(パク・クネ)弾劾」以前に戻すために全力を尽くしている。最も強力な扇動は世代間対立を煽

    [コラム]チョ・グク事態、世代ではなく階級が問題だ
  • 若者たちがチョ・グクをめぐる議論に憤慨した理由とは

    若者と専門家に聞く 地方大学卒業後、就職準備中の20代 「娘の入試めぐる疑惑にもかかわらず、チョ長官を擁護する586名望家に怒りを覚えた」 「既得権のカルテルが水面に浮上、586世代の利益ネットワークに変質」 専門家「民衆と共に歩むとしながら、選挙工学的な計算ばかりしている」と苦言 ちょうど1カ月間、韓国は「チョ・グクをめぐる議論」の渦中にあった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先月9日、チョ・グク前大統領府民情首席を法務部長官候補者に指名してから、チョ候補者が長官に任命された今月9日まで、チョ長官をめぐって数々の疑惑が次々と持ち上がった。チョ長官の任命に反対する大学生の抗議のろうそく集会も続いた。任命当日の9日にも、ソウル大学では500人以上の在学生と卒業生が、釜山大学でも約70人が集まって3度目のろうそく集会を開き、「法務部長官の資格はない。直ちに辞任せよ」と声を高めた。 多くの疑惑の

    若者たちがチョ・グクをめぐる議論に憤慨した理由とは
  • 安倍首相の補佐官、韓国与野党議員の前で「かつて韓国は売春観光国」

    の安倍晋三首相が6日午前、広島平和記念公園で開かれた原爆犠牲者慰霊式に出席している//ハンギョレ新聞社 日の安倍晋三首相の最側近である衛藤晟一・首相補佐官が、最近日を訪問した与野党の国会議員たちに「かつて韓国は売春観光国」という趣旨の発言をしたことが7日、確認された。 共に民主党のキム・ブギョム、キム・ヨンチュン、自由韓国党のキム・セヨン、正しい未来党のキム・グァンヨン議員らは今月1日、亀井静香元金融担当相が韓日関係についてラフに話し合おうと主宰した晩餐に出席した。この席で衛藤補佐官が「私は今年71歳だが、韓国には一度行ったことがある。かつて日人が売春観光で韓国を多く訪れたが、そういうのは嫌で行かなかった」と話したと出席者たちは伝えた。また、衛藤補佐官は「強制徴用、慰安婦問題などに対する調査過程に参加していたが、違法な情況は見つけられなかった」と話しもした。 キム・ヨンチュン議員

    安倍首相の補佐官、韓国与野党議員の前で「かつて韓国は売春観光国」
  • [寄稿]来るところまで来た

    詩人・尹東柱が解放の日をみないまま福岡刑務所で獄死したのは72年前のことである。彼の命は治安維持法によって奪われた。判決文によると、彼はいとこの宋夢奎ら朝鮮人学友たちとともに、「日の敗戦を夢想し、その機に乗じて朝鮮独立の野望を実現するべきと妄信」したという。ただし、この目的のための具体的な行動は何もしていない。ただ、心に朝鮮独立の夢を抱き、そのことを友人たちと語り合ったことが罪とされた。まさに人の行為ではなく、その内心を処罰するところに治安維持法の恐ろしい質がある。 「日はとうとう来るところまで来た」、このところそういう感が深い。 とくにそう感じる最近の出来事は、法務大臣が6月2日の国会答弁で、悪びれることもなく、かつての治安維持法は「適法に制定」されたものであり「損害賠償も謝罪も実態調査」もしない」と答弁したことだ。同法は「私有財産制の否定」と「国体(天皇制)否定」を目的とする結社

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  • [インタビュー]研究所長のハラスメント報告後、解雇に…「学問の自由なくなる」

    キム・ミギョン元広島市立大平和研究所教授。彼女は現在、世界政治学会人権文科会長も受け持っている。解雇で学会活動が容易でなくなった=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社 キム・ミギョン元広島市立大平和研究所教授(54)は、この1カ月間、ソウル光化門(クァンファムン)のあるオフィステル(オフィスと住居が合わさった空間)に滞在している。3月17日に懲戒解雇され5月2日に帰国した。「解雇で日滞留資格を失い、これ以上留まることはできませんでした。12年間に集めた韓日関係資料と数百冊のを捨てて帰国しました」。大学は退職金の5千万ウォン(約500万円)も払わなかった。2005年に講師としてこの大学に来て、3年後に定年が保障された教授になった。「日ではたびたび体調を崩しました。復職訴訟で勝つまで戦うために、体調を管理しなければとこの頃痛切に思います」。今月2日、ハンギョレ新聞社で彼女に会った。 警察

    [インタビュー]研究所長のハラスメント報告後、解雇に…「学問の自由なくなる」
  • [書評]帝国日本の戦争は天皇制と陸軍エリート主義の合作

    1946年の東京戦犯裁判の被告人席に座った東條英機(左)など日軍の戦犯たち。数多くの部下と民間人を死に追いやった彼らの多くが何の責任も問われず、再びの出世の道を歩いた//ハンギョレ新聞社 第2次世界大戦に参戦した日帝国陸軍500人の証言 A級戦犯など、軍部の主要人物を取材 サイコパスのように被害者の悲鳴に鈍感 「虐殺には軍人たちにも、天皇にも責任がある」 戦犯ら生き残って再び出世の道へ 自己弁護や嘘に始終する無責任さを「暴露」 日軍が満州侵略以降、敗戦までに犯した戦争(「15年戦争」)により死亡した日軍人と軍属、民間人の数は、厚生労働省の推定(1976年の調査)で310万人。これを引用したノンフィクション作家の保阪正康氏の『昭和陸軍』(原題:『昭和陸軍の研究』)には「これに台湾と朝鮮の人々を加えると、優に400万人を上回るだろう」という説明がついている。 日敗戦当時には生きていた

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  • [インタビュー]大学院生は教授の奴隷…ウェブ漫画で教授の横暴告発

    ストーリー作家として参加したヨム・ドンギュ氏 弟子にセクハラ、助教には暴行、論文盗用… 教授の「横暴」に蝕まれた「象牙の塔」を内部告発 「助教の分際で教授を置き去りにバスを出発させる?」「申し訳ない?申し訳ないなら土下座して謝れ」 ある教授が、遅れてきた自分を待たずにセミナー会場に先に出発したといって、2時間余りも自分の助教に暴行する。ウェブ漫画『悲しい大学院生の肖像』第1話に登場するエピソードだ。ウェブ漫画の話に過ぎない?いや、2010年に高麗大で実際に起きたことだ。その教授は弟子に対する常習的暴行や暴言が問題になり、今年初め停職3カ月の懲戒処分を受けた。 自分が指導する大学院生を「奴隷のように」働かせる教授社会の素顔を逐一明らかにして話題を集めたウェブ漫画『悲しい大学院生の肖像』が17日、書籍として出版された。昨年11月から今月初めまでポータルなどに連載された11編をまとめたものだ。ウ

    [インタビュー]大学院生は教授の奴隷…ウェブ漫画で教授の横暴告発
  • [コラム]塩野七生、あるいは全体主義の誘惑

    大学1年の時だったから1995年のことだと思う。先輩の下宿に訪ね、偶然一冊のを手にした。とてもおもしろかったので帰宅途中に書店に立ち寄った。日人作家の塩野七生氏が書いた韓国版の『ローマ人の物語』の第1巻だった。 その後は自然に彼女のファンになった。2巻目で彼女が描写した「カンナエの戦い」についての説明、4~5巻に出てくるカエサルの描写はあまりに魅力的で何度も繰り返し読んだ。後日。『わが友マキアヴェッリ』、『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』など他の著作も読みふけった。彼女の歴史記述の方法について「英雄中心的史観」とか「全体主義的色彩がある」という批判もあったが、20代の私にはどうでも良かった。今でもソウルの自宅の棚には、彼女のが20冊以上(『ローマ人の物語』は15巻の大作だ!)置かれている。 27日、バラク・オバマ大統領の広島訪問を控えて、私の心も忙しなかった。恐れを知ら

    [コラム]塩野七生、あるいは全体主義の誘惑
  • [寄稿]朴裕河氏の「帝国の慰安婦」めぐり擁護と批判で初の討論会

    先月28日、東京目黒区の東京大学駒場キャンパスで開かれた朴裕河教授の著書「帝国の慰安婦」に関する討論会で、参加者たちが多様な意見を交わしている=東京/3・28集会実行委員会提供//ハンギョレ新聞社 日軍「慰安婦」被害者と日軍人を「同志的関係」とした朴裕河(パクユハ)世宗大教授の著書「帝国の慰安婦」をめぐる論争が日の学界にも大きな波紋を投げかけている。「韓日和解の新しい可能性を提示した名著」と肯定的な評価がされる一方で、「論争する価値もないつまらない」とする批判の声も上がる。3月28日、日の東京大学駒場キャンパスで「帝国の慰安婦」の賛否論者が参加した討論会が開かれた。東京新聞の土田修記者が、日国内での論争を考察する記事を送ってきた。 「日韓和解の道を開く名著」 「恣意的解釈多く学術書の価値ない」 「朝鮮人慰安婦」を大日帝国「臣民」と捉え直し、日軍兵士と「同志的関係」を結んだと

    [寄稿]朴裕河氏の「帝国の慰安婦」めぐり擁護と批判で初の討論会
  • 韓国政府、「愛国心」を評価基準とする公務員法改正案を閣議決定

    政治的中立義務違反の素地 思想検証への懸念あるが強行 立法予告とは異なり 道徳性、多様性なども除外 昨年、法的根拠がなくても評価したことから 面接基準として格的に登場予告 受験生 「政府の賞賛だけ並べるべきなのか」 学界「違憲素地がある」 国家公務員試験を含むすべての公務員試験で、「愛国心」を主な評価基準として活用できる法的根拠となる国家公務員法改正案が26日、閣議を通過した。評価基準となる公職価値は当初立法予告とは異なり、愛国心と責任性、清廉さだけが残り、「民主性」や「公益性」などは除外された。愛国心を評価・検証して公務員を選抜するということは、憲法上の基権侵害の素地が大きく、“思想検証”に悪用される恐れがあると指摘されている。国会の公務員法改正案の議論過程で野党と市民社会の反対など、激しい議論が予想される。 政府は同日、黄教安(ファンギョアン)首相の主宰で開かれた閣議で、愛国心など

    韓国政府、「愛国心」を評価基準とする公務員法改正案を閣議決定
  • 韓国軍が虐殺した民間人慰霊のため少女像作家が「ベトナムピエタ」建立を構想

    「平和の少女像」(右)は日政府をあわてさせ平和の武器になった。少女像の作家キム・ソギョン氏とキム・ウンソン氏は、ベトナム戦争での韓国軍民間人虐殺を謝罪するため「ベトナム ピエタ」(左)を作った=カン・ジェフン先任記者//ハンギョレ新聞社 ベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺を謝罪し、被害者を慰める象徴物がベトナムと韓国に設置される。 正式名称「ベトナムピエタ」(母と無名の坊やの像、ベトナム語の名称は「最後の子守歌」)。彫刻は2011年、ソウル鍾路区中学洞の駐韓日大使館の向い側に立てられた「平和の少女像」を作った二人の作家キム・ソギョン氏(51)とキム・ウンソン氏(52)が構想した。 「ベトナムピエタ」は平和教育と市民募金を経て年内にベトナム民間人虐殺地域と韓国国内に設置される予定だ。 ベトナム戦争に対する歴史的責任を知らせる団体「韓国・ベトナム平和財団建立推進委員会」関係者は15日

    韓国軍が虐殺した民間人慰霊のため少女像作家が「ベトナムピエタ」建立を構想
  • [インタビュー]従軍慰安婦研究の吉見義明教授「日韓は合意を白紙化すべき」

    軍の介入を明らかにした吉見教授 「被害者が受け入れ難い内容 結果的に合意履行は不可能になる」 河野談話は「歴史教育を通じ問題を永く記憶にとどめ」と明記 今回の慰安婦合意はそれより後退したもの 「今回の合意は白紙に戻してもう一度考えて見るしかない。困難に陥った時は根に戻らなければならない」 日国内の日軍「慰安婦」研究の第1人者に挙げられる吉見義明・中央大教授(69)が、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的に解決」されたと宣言した韓日両国政府間の「12・28合意」を白紙化して、原点に立ち返るしかないという見解を明らかにした。 吉見教授はその理由として「この合意は被害者がとうてい受け入れられる内容ではないため」と指摘し、「今回の合意が実行過程に入ったとしても被害者は受け入れない。これは今回の合意では問題が解決されないということを意味する」と話した。 吉見教授は、慰安婦問題に対する日政府の

    [インタビュー]従軍慰安婦研究の吉見義明教授「日韓は合意を白紙化すべき」
  • [インタビュー]韓国政府が慰安婦問題25年の成果を台無しに

    韓国政府がこれまで協議すること自体を全面否定してきた駐韓日大使館前の「平和の少女像」の移転・撤去問題について「適切に解決するよう努力する」と明らかにし問題になる中、29日、ソウルをはじめ清州や大田など韓国の主要都市に設けられている少女像に市民がマフラーや毛布などを巻いた =連合ニュース 被害者の意志を反映できない合意 無効化方法を法的に検討する 「日軍慰安婦問題の解決のために被害者たちと市民社会が過去25年間積み重ねてきた成果を、韓国政府が一日で台無しにした」。ユン・ミヒャン韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)代表は、韓日外相会談の結果について29日、「今回の会談結果が被害者の意思を反映していないという事実を国際的に知らせ、会談結果を無効化できる方法について法的に検討する」と明らかにした。 1990年の挺対協スタート初期から一貫して日軍慰安婦被害者らと共に日政府の公式謝罪と法的責任認

    [インタビュー]韓国政府が慰安婦問題25年の成果を台無しに