【読売新聞】 アニメーション映画「メアリと魔女の花」が話題を集めています。スタジオジブリで2作の長編アニメ映画を手がけた米林宏昌監督の最新作で、多くのジブリスタッフが再結集しました。心温まるストーリー、手に汗握る展開、魅力的な人物造
資源が減少している太平洋クロマグロの幼魚(30キロ・グラム未満)の漁獲規制を巡り、長崎県内の今漁期(2016年7月~17年6月)の漁獲量が、県に割り当てられている632・3トンの枠を50トン以上超過していることが分かった。 取り過ぎた分は次の漁期分から差し引かれる見通しで、影響が懸念されている。 県漁業振興課によると、県内では対馬、壱岐、五島、県北、県南の5海区に分けて目標数量を定め、漁獲量を管理している。昨夏、対馬の北の海域では大きめのヨコワ(マグロの幼魚)が大量に水揚げされた。漁師からは「今までにない豊漁」と驚きの声が上がり、対馬海区の漁獲枠は9月までに9割近くが埋まった。 魚群は南下し、壱岐、五島、県北海区でも漁獲量が急増。県は枠の95%を消化した海区に操業を自粛するよう要請したが、3月6日には県全体の漁獲量は632・3トンの枠を超えた。 5海区のうち、漁獲枠を超えた五島、県北海区は
中学校の理科の授業で、鉄と硫黄を化合して硫化鉄をつくるなどの実験中に生徒が体調不良を訴える事故が、5月に長野県内で3件相次いだ。 県内の多くの中学校で使用する教科書でこの時期、硫化鉄生成の実験を取り上げているために事故が重なったとみられる。一方、理科教育の専門家からは、若い教員らの実験に対する知識や技量不足を指摘する声も上がっている。 県教育委員会によると、県内の公立中学校で2年生時に使用している東京書籍の教科書「新編 新しい科学 2」に沿って授業を進めると、例年5月頃に鉄と硫黄の化合実験をする学校が多いという。 実験は、アルミニウム 箔 ( はく ) を丸めた筒に鉄粉と硫黄の粉末を混ぜ合わせて詰め、筒をバーナーで加熱して硫化鉄を生成。磁石や薬品を使い、できた硫化鉄が鉄や硫黄と異なる性質を持つことを確認する。 その際、筒に隙間などがあると空気が入り、硫黄と酸素が結びついて毒性のある気体の二
生活保護受給者の自立支援を担当する神奈川県小田原市の複数の職員が、「保護なめんな」「不正を罰する」などと、受給者を威圧するような文言をプリントしたジャンパーを着て各世帯を訪問していたことがわかった。 職員が自費で作ったとみられ、市は16日、不適切だとして使用を中止させた。専門家は「生活困窮者を支えようという感覚が欠如している」と批判している。 市によると、ジャンパーを着ていたのは、生活保護受給世帯を訪問して相談に応じるなどする市生活支援課のケースワーカー。在籍する25人の大半が同じジャンパーを持っていた。 ジャンパーの背面には「我々は正義だ」「不当な利益を得るために我々をだまそうとするならば、あえて言おう。クズである」などの文章が英語で書かれている。
阪大は自力で継続資金調達 世界最高水準の研究拠点づくりを目指し、文部科学省が2007年度に始めた補助事業「世界トップレベル研究拠点プログラム」に選ばれた5研究所のうち、来春の補助期間終了後、京都大など三つの研究所が現体制のままでの研究続行が難しいことがわかった。それぞれの研究所に年間13億~14億円もの巨費を投じ、論文などの評価も高かったが、補助延長が認められた東京大と、自力で資金調達に成功した大阪大以外は、所員を削減し、研究規模を縮小せざるを得ず、10年たって明暗が分かれた形となった。 5研究所は、3大学のほか、東北大と物質・材料研究機構(物材機構、茨城県つくば市)に設置。年間13億~14億円の補助金は主に人件費として使うことが決められており、国内外から優秀な研究者を集めて最先端の研究を進めてきた。引用数が多い論文の割合では米国の2大学に次いで世界3位(5研究所の平均)で、いずれも研究拠
女性に集団で暴行したとして、千葉大医学部の男子学生3人が集団 強姦 ( ごうかん ) 致傷容疑で逮捕された事件で、同大は調査委員会を設置したが、学生3人を「特定できていない」とした。 3人とも成人にもかかわらず、千葉県警が名前など事件に関する情報を発表していないことが、学内の調査の支障となる可能性もある。 千葉大は22日、記者会見を開き、医学部の副学部長をトップとする調査委員会を設置したと発表した。21日に報道機関から取材を受けて事件を把握したといい、会見した渡辺誠理事(国際・教育担当)は「逮捕されている学生が分からない。警察から情報をいただくなどして調査したい」と話した。また、県警から、捜査協力依頼や照会はないとした。
【ロンドン=角谷志保美】アイルランドのブックメーカー(賭け屋)「パディパワー」は18日、米大統領選で民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官の当選が確実になったとして、11月8日の大統領選投票日を待たず、「クリントン氏勝利」に賭けた人たちに当選金の支払いを行うと発表した。 米国内の世論調査でクリントン氏が先行する一方、共和党候補ドナルド・トランプ氏には醜聞が相次いだため、「勝負は決まった」と判断したという。 パディパワーによると、トランプ氏のわいせつ行為に関する疑惑が報じられて以降、クリントン氏に賭ける人が急増し、トランプ氏の予想勝率は18.2%まで落ち込んでいた。 支払総額は100万ドル(約1億円)を超えるという。
神戸市須磨区の市立中学校で特別支援学級を担任する30歳代の女性教諭が、2年と3年の女子生徒計2人に「色気付きやがって」などと発言し、学校が担任を外していたことが市教委への取材でわかった。 市教委は処分を検討している。 市教委によると、教諭は今年5~7月頃、女子生徒が鏡を見るなどしている時に「色気付きやがって」と言ったほか、「おばさん」と呼ぶなど複数回にわたり不適切な発言をしたという。 保護者が同校に抗議して発覚。学校は9月に教諭を担任から外したが、生徒の1人は不登校になっている。教諭は今年4月から初めて特別支援学級を担任したといい、調査に「普段の会話のつもりだったが不用意だった」と釈明したという。 女子生徒の保護者の一人は「何度も言われて子供は傷ついており、いじめのようなものだ。女性教諭には反省してもらいたい」と話している。
奈良市の平城宮跡から出土した8世紀中頃の木簡に、ペルシャ(現代のイラン付近)を意味する「 破斯 ( はし ) 」という名字を持つ役人の名前が書かれていたことが、奈良文化財研究所の調査でわかった。 国内でペルシャ人の名前を記した出土遺物が確認されたのは初めてで、奈良時代の日本の国際性を裏付ける成果となる。 木簡は1966年、人事を扱う式部省があった平城宮跡東南隅の発掘調査で出土した。文字が薄く肉眼では一部が判読不能だったが、今年8月、赤外線撮影をした結果、役人を養成する「大学寮」でのペルシャ人役人の宿直に関する勤務記録とわかった。 表側の上部に「大学寮解 申宿直官人事」、下部に、定員外の特別枠で任じられた役人「 員外大属 ( いんがいだいさかん ) 」という役職名、中国語でペルシャを表す「 波斯 ( はし ) 」と同じ読み・意味の「破斯」という名字を持つ「破斯清通」という人名と、「天平神護元
中高生限定のスマートフォン向けアプリ「ゴルスタ」で、アプリを以前使っていたユーザーの個人情報である氏名を、アプリ運営会社がSNS上に意図的に書き込んだことが物議をかもし、25日から炎上している。 アプリの運営会社「スプリックス」(東京都豊島区)の常石博之副社長は26日、読売新聞社の取材に対し、同社の担当者がゴルスタの公式ツイッターアカウントで、ゴルスタを批判していた元ユーザーの氏名を書き込んだ上で、「警察に通報します」などと警告したことについて、「この事実に対しては、当社のミスでした。深夜でもあり、担当者がヒートアップしてしまったためです。深くお詫びいたします」と謝罪した。 また、アプリの利用規約の「クレジットカード情報」を収集するという記載についても、「保護者のクレジットカード番号が必要なのか」などとSNS上で指摘されている。この点について、常石氏は、利用規約でクレジットカード情報を求め
舛添要一・東京都知事による政治資金の私的流用問題に関連し、河野行政改革相は14日の閣議後の記者会見で、猪瀬直樹・前都知事が金銭問題で辞職したことを引き合いに「(都知事が)お辞めになる度に50億円かけて知事選をやるのはいかがなものか」と述べた。 任期途中で知事が辞職しても、残る任期は副知事が知事に昇格できるよう制度を見直すべきだとの考えを示したものだ。 都選挙管理委員会によると、舛添氏が当選した2014年の都知事選の執行経費は約46億円だった。
研修の一環で、同市は「厳しい規律の中で『ゆとり世代』の若手職員を鍛え直したい」とその意義を強調。ただ、識者からは否定的な意見も出ている。 研修は同市内にある航空自衛隊府中基地で実施。事務職、技術職、保育士職の全員が6月の平日3日間を使い、災害時の救助活動やあいさつ、行進などの基本動作の訓練を行う。宿泊を伴う集団生活では時間厳守や整理整頓も重視される。 同市の入庁3年目は、初めて配置された部署から異動する時期。一部の職員には自分が何をすべきかを見失ったり、積極性に欠けたりする傾向が見られるという。 このため、市職員課は「規律に厳しい自衛隊の訓練を通じて、ゆとり世代があまり経験していない上下関係を学び、チームワークや積極性などの向上につなげたい」としている。
福島県只見町は12日、町内の民家で見つかった「 神皇正統記 ( じんのうしょうとうき ) 」の写本が、1587年に書き写されたものだとの鑑定結果を発表した。 書き写された年代がわかっている写本では3番目に古いという。 神皇正統記は、南北朝時代の公家・北畠親房が14世紀、天皇家の歴史や南朝の正統性などを記した書籍。この写本は1993年3月、江戸時代に医師を務めた先祖を持つ町内の民家の蔵から発見され、町に寄贈されていた。上下巻がひとつづりになっており、計224ページ。紙は、16世紀に一般的だった方法でとじられている。 鑑定にあたった久野俊彦・東洋大非常勤講師(日本民俗学)によると、発見された民家の 菩提 ( ぼだい ) 寺に残された仏教書と写本の字体が酷似しており、同一人物が書いたと判断できる。仏教書を書き写したのは、京都・醍醐寺の高僧の秘書をしていた僧・祐俊で、神奈川県が保存している文書で、
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムについて、横浜市の林文子市長は25日の庁内会議で、「(最終選考に残った)四つのデザインは、あまりのダサさに驚いている」と酷評した。 会議には市幹部らが出席。林市長は市の発信力強化を訴えたうえで、エンブレムに言及。「(一度取り消しになった)不幸な経緯もあったが、デザインはどれも納得できない」とも述べた。 東京五輪で同市は、横浜国際総合競技場(日産スタジアム、港北区)がサッカーの会場に使われる予定になっている。林市長は同日午後のエンブレム決定を受け、「江戸文化の粋を感じさせる。決定を機に、大会に向けた機運が一層高まっていく」などとする公式コメントを発表。市は会議での発言はあくまで個人的な見解とし、今後、ポスターや横断幕などでの使用を検討するとしている。
アニメ「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造の声や洋画の吹き替えなどで活躍した声優の大平透(おおひら・とおる)さんが12日、亡くなった。 86歳だった。 東京都出身。ラジオアナウンサーとして活動を始め、1956年、米国のテレビ映画「スーパーマン」でスーパーマンの声を担当。字幕から切り替わったばかりの生吹き替えに苦労しながらも、魅力的な低音で一躍人気者となった。「おはようフェルプス君」で始まる「スパイ大作戦」の指令テープの声や、映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーの吹き替えも担当した。 アニメでは「おらぁグズラだど」「ハクション大魔王」の主役のほか、米アニメ「ザ・シンプソンズ」のホーマーでも印象を残した。1989年に始まった藤子不二雄(A)原作の「笑ゥせぇるすまん」は、大人向けのアニメとして放送され、喪黒の「ホオーッホッホッホッ」という不気味な高笑いが話題を集めた。そのキャラクターは、近年のウ
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