タグ

ブックマーク / socio-logic.jp (18)

  • 清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解——佐藤俊樹『社会科学と因果分析』の場合——」

    ※全資料 第一章 社会科学とは何か 第二章 百年の螺旋 第三章 適合的因果の方法 第四章 歴史と比較 第五章 社会の観察と因果分析 講 演:清水雄也「Johannes von Kriesの適合的因果論」 コメント:小野裕亮「「文化科学」論文の参照指示について」 論考:清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解」 ※読書会案内 §1. はじめに 19世紀末,ドイツの生理学者Johannes von Kriesは,適合的因果(adäquate Verursachung)1 という概念を提唱した.この概念は,同時代において,法学と社会科学方法論という2つの分野に取り入れられ,前者においては(いくつもの批判と修正を経つつも)長く受け継がれたのに対し,後者においては早々に忘却され,一部の学説研究者以外にとっては馴染みの薄いものとなった.稿が主題とするのは,この概念である. 社会学者の

    清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解——佐藤俊樹『社会科学と因果分析』の場合——」
  • 清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解——佐藤俊樹『社会科学と因果分析』の場合——」

    ※全資料 第一章 社会科学とは何か 第二章 百年の螺旋 第三章 適合的因果の方法 第四章 歴史と比較 第五章 社会の観察と因果分析 講 演:清水雄也「Johannes von Kriesの適合的因果論」 コメント:小野裕亮「「文化科学」論文の参照指示について」 論考:清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解」 ※読書会案内 §1. はじめに 19世紀末,ドイツの生理学者Johannes von Kriesは,適合的因果(adäquate Verursachung)1 という概念を提唱した.この概念は,同時代において,法学と社会科学方法論という2つの分野に取り入れられ,前者においては(いくつもの批判と修正を経つつも)長く受け継がれたのに対し,後者においては早々に忘却され,一部の学説研究者以外にとっては馴染みの薄いものとなった.稿が主題とするのは,この概念である. 社会学者の

    清水雄也・小林佑太「Kriesの適合的因果論をめぐる誤解——佐藤俊樹『社会科学と因果分析』の場合——」
  • 酒井泰斗「なぜ『社会学はどこから来てどこへ行くのか』はどこにも辿り着かないのか」(2018.12.23) - socio-logic

    このことこそ、「普通である」ということなのだ。 それについて何も経験せず、何も考えなくてよい人びとが、普通の人びとなのである。 (岸 政彦『断片的なものの社会学』p. nn) 0-1. この文書について この文書は、 岸 政彦・北田暁大・筒井淳也・稲葉振一郎著『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(有斐閣、2018年。以下『どこどこ』と略す) の最終章(第8章)を取り上げ、下記5つのトピックについて検討を行い、書がおこなっているエスノメソドロジー・会話分析(以下EMCAと略)の戯画化に対する反論を行うものである。 各章を月一のペースで公開することを予定しており、少なくとも2まで(なるべく3まで)は書き進めたいと考えているが、4と5については数か月後の状況をみて、執筆するかどうかを決める。 開き直りと割り切り:筒井・前田『社会学入門』への評価について (公開済) 調査協力者に対する作法 〈

    酒井泰斗「なぜ『社会学はどこから来てどこへ行くのか』はどこにも辿り着かないのか」(2018.12.23) - socio-logic
  • 酒井泰斗プロデュース「いまこそ事象そのものへ!──現象学からはじめる書棚散策」紀伊國屋書店新宿本店ブックフェア(2017年8月14日〜) - socio-logic

    このページは、現象学の新しい教科書『ワードマップ 現代現象学』の刊行を記念して開催されたブックフェア いまこそ事象そのものへ! をご紹介するために、WEBサイト socio-logic.jp の中に開設するものです。 ブックフェアは、2017年8月、新曜社の協力を得て、紀伊國屋書店新宿店3階にて開催されました。フェア開催中、店舗では 選書者たちによる解説を掲載した36頁のパンフレットを配布しましたが、このWEBページでも その内容を公開しています。 なお、他の年にも、フェアと同様の趣旨のブックフェアを開催しています。そちらの紹介ページもご覧いただければ幸いです: 実践学探訪: 概念分析の社会学 ( エスノメソドロジー ) からはじめる書棚散策(2014) 社会のブックガイド:ルーマンからはじめる書棚散策(2015) socio-logic: 概念分析の社会学 ( エスノメソドロジー

    酒井泰斗プロデュース「いまこそ事象そのものへ!──現象学からはじめる書棚散策」紀伊國屋書店新宿本店ブックフェア(2017年8月14日〜) - socio-logic
  • 鶴田幸恵「「3つの質問」への回答」 - 『性同一性障害のエスノグラフィ──性現象の社会学』合評会(2013-04-27) - 日曜社会学/エスノメソドロジー番外地

    書に対する3つの質問: Q1. 書で取り組んだのはどのような課題ですか。それぞれ、中心的にはどこに記されていますか。 まだを読んでいない方を念頭に、「何について書かれたなのか」を教えてください。 Q2. それぞれの課題に対して どのような答えを与えましたか。それぞれ、中心的にはどこに記されていますか。 すでにを読んだ方にとっての再読のガイドとなることを狙って、こののポイントがどこにあるかを教えてください。 Q3. こうした課題に取り組むことにはどのような意義がありますか。 アカデミックな文書の中にはふつう記されないが 知っておくと理解に資するような事柄を記し、読者が、より広いコンテクストのなかで書の評価を行えるよう手助けをしてください。 Q1. 書で取り組んだのはどのような課題ですか。 書の課題は、人が性別という属性を持つことの理解可能性を記述することです。もう少し具体的

  • 『概念分析の社会学2─実践の社会的論理』(酒井泰斗・浦野 茂・前田泰樹・中村和生・小宮友根 編、2016年4月、ナカニシヤ出版)

    このページは、エスノメソドロジー研究の論文集、『概念分析の社会学2』(酒井・浦野・前田・中村・小宮編、ナカニシヤ出版・2016年4月刊行)を ご紹介するものです。目次のほか、文いくつかを公開しています。 この論文集は 2007年に刊行した教科書、2009年に刊行した論文集の続編です。あわせてご覧ください: 『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社、2007年) 『概念分析の社会学──社会的経験と人間の科学』(ナカニシヤ出版、2009年) また論文集の刊行準備として、 シンポジウム「making up people──イアン・ハッキングの歴史的存在論」 をはじめとする様々な研究会を行ないました。研究会の一覧はこちらにまとめてあります: 社会学研究互助会(第三期)のご案内 論文集刊行時には紀伊國屋書店新宿店にてブックフェアを開催していただきました。書に関連する書籍150点ほどを、

    『概念分析の社会学2─実践の社会的論理』(酒井泰斗・浦野 茂・前田泰樹・中村和生・小宮友根 編、2016年4月、ナカニシヤ出版)
  • 奥田太郎(南山大学社会倫理研究所)「『社会の道徳』を読んだ或る倫理学者の幾つかの連想」 - 2015.10.12 ニクラス・ルーマン『社会の道徳』合評会 - ルーマン・フォーラム オフライン(第12回)

  • 『分析美学基本論文集』刊行記念「分析美学は加速する──美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」 - 紀伊国屋書店新宿南店ブックフェア(2015年9月8日~10月25日)

    このページは、森 功次さんプロデュースによるブックフェア 「分析美学は加速する」 をご紹介するために、WEBサイト「日曜社会学」の中に開設するものです。 ブックフェアは、勁草書房の企画協力を得て、紀伊國屋書店新宿南店5階にて2015年9月8日から10月25日まで開催されました。フェアの詳細については、紀伊國屋書店、勁草書房の特設ページもご覧ください: 紀伊國屋書店 新宿南店 勁草書房 フェア中、店舗では 選書者たちによる解説を掲載したパンフレットを配布しましたが、このページにはその内容の一部を掲載しています。 2015.12.30 解説文一つを掲載しました。これですべての項目が掲載されました。 2-B.「分析美学の基書」 (森 功次) 2015.12.24 解説文一つを掲載しました。 2-A.「分析美学史」 (西村清和) 2015.12.14 解説文一つを掲載しました。 3-G.「物語」

    『分析美学基本論文集』刊行記念「分析美学は加速する──美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ最新版」 - 紀伊国屋書店新宿南店ブックフェア(2015年9月8日~10月25日)
  • (2011-08-28)鈴木生郎「哲学者、エスノメソドロジーに遭う」配布資料 - 日曜社会学/エスノメソドロジー番外地

    1 自己紹介 分析哲学、特に分析形而上学という分野を専門にするポスドク(学位なし) 分析形而上学は、ごく大ざっぱに言えば、「世界に何が存在するか」、「私たちとは何ものか」、「私たちは当に自由なのか」といった古典的な形而上学的問題を、分析哲学で蓄積されてきた論理的道具立てなどを駆使しながらできるかぎり明晰に考えようというもの。 今日は分析形而上学の話題に限定してお話するのではなく、より広く(分析)哲学研究者としてお話する予定。ただし、当然哲学を代表できる知識があるわけはないので、適宜出席している他の哲学者の方々に助けを求めたい。 2 EMとの遭遇 「ゆるふわ形而上学」という会合を通して酒井さんに出会う。 私が信じる基的な法則「面白い人が興味を持っていることは面白い」。 この法則を酒井さんについて適用した結果、今回の課題図書(『エスノメソドロジー』 と 『概念分析の社会学』)に出会う。 実

  • メニングハウス『無限の二重化』読書会(2015年6月、駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会✕ルーマン・フォーラム共催) - 日曜社会学

    ヴィンフリート・メニングハウス著 『無限の二重化──ロマン主義・ベンヤミン・デリダにおける絶対的自己反省理論』 読書会 Winfried Menninghaus, Unendliche Verdopplung : die frühromantische Grundlegung der Kunsttheorie im Begriff absoluter Selbstreflexion. 開催趣旨 ヴィンフリート・メニングハウス『無限の二重化』は、「すべての芸術作品そのものは、パラレリズムの原則に還元できる。詩の構造とは連続するパラレリズムの構造である。」というロマン・ヤコブソンの命題を出発点とし、シュレーゲル、ノヴァーリスが提唱した無限の自己反省理論にこの命題の接続を試み、ヴァルター・ベンヤミン『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』におけるロマン主義反省理論を再検討する書である。 メニ

    メニングハウス『無限の二重化』読書会(2015年6月、駒場ドイツ文学・ドイツ思想研究会✕ルーマン・フォーラム共催) - 日曜社会学
  • ルーマン・フォーラム過去ログ撰:ルーマン・フォーラム開催にあたって[3/3]

    Date: Wed, 12 Mar 1997 04:57:13 +0900 From: 間直樹 Subject:ルーマン・フォーラム開催にあたって[3/3] 《いくつかの補足》 日語で読める、ルーマンのシステム論についてのを紹介しておきます。 ・大澤真幸、『行為の代数学』、青土社、1988 『自己言及性について』でもしばしば言及されるスペンサー・ブラウンの算法が丁寧に解説されていますが、それなりに根気の必要なです。ハイデガーの《世界内存在》とスペンサー・ブラウンの《再参入》を結びつけるところがこのの面白いところです。ルーマンも登場します。 ・大庭健、『他者とは誰のことか』(勁草書房)、1989 これは「自己組織論」の立場から、初期ルーマンの著作『信頼』の訳者でもある大庭さんが、《システム》を「人と人のあいだ」と解釈して書かれたものですが、このでは残念ながら現在のルーマンの理論的

  • スペンサー・ブラウンについて - ルーマン・フォーラム - 日曜社会学

    このページに ものすごく久々にアクセスしてみたら、ものすごくどうでもいいことが書いてあって頭が痛くなったので 10年越しの追記をしておくことにする。 まず、文中「あとで追加する」と記しつつも放置してあった点について。 私が、「二歩目でルーマンはスペンサー=ブラウンから離れる」と言っているのは、たとえば「生活世界」論文の 次のような箇所のことを指している: しかし{スペンサー=ブラウンが「凝縮condensation」について述べるのとは異なり}、この世界では、その意味を変更せずに二度指示されるものはない。[...] 指示が繰り返されることによって、指示されたものは慣れ親しまれたものとなり、人がそこから出発したところの区別が同時に、慣れ親しまれたもの と 慣れ親しまれていないもの という付加的性格を獲得する。 ここでもわれわれは [...] {スペンサー=ブラウンのいう「無化cancella

  • スペンサーブラウンなんていらない? - 日曜社会学

    ■ 日曜社会学:内容一覧 > スペンサー=ブラウンなんていらない? 設置:20030202 | URL移転 20130711 書いた人 執筆年 備考 01 回顧と展望 酒井泰斗 (Sakai, Taito) 2010 02 スペンサー=ブラウンなんていらない 黒木 玄 (Kuroki, Gen) 2000 外 03 Bool 代数と Spencer-Brown の原始代数の等価性 黒木 玄 (Kuroki, Gen) 2000 外 04 自己言及とフィードバック 黒木 玄 (Kuroki, Gen) 2000 外 応答再度 05 フォーラム・ログ:[luhmann:03032] 酒井泰斗 (Sakai, Taito) 2001 - 欄外注記:区別について──ラントグレーベによる批判へのコメント 酒井泰斗 (Sakai, Taito) 2001 06 社会の二値論理的構成 (第74回日社会

  • 現在の社会学の歴史──酒井泰斗「20世紀社会学史講義」

    過去の講義内容の概略 2014年秋 「現代の社会学:行動科学と人間のモデル」 2015年秋 「行動科学とアメリカ社会学」 2017年秋-2019年秋、2021年秋-2022年秋 「ロバート・マートンと20世紀アメリカ社会学」 2018年春 「芸術・芸術批評と言葉」 2019年春-2022年春 「データセッション実習」 2021年春-2023年春 講読講義「自己啓発のアメリカ」 来年度以降の講師依頼について 依頼状況/過去の講義記録 外部者の聴講について このページは、酒井泰斗が2014年秋から開始した非常勤講師(社会学史ほか)の お仕事について紹介するものです。 1. これまでにおこなった講義内容の概略 2014年秋講義: 現代の社会学──行動科学と人間のモデル 20世紀北米ローカルな学としての現代社会学の歴史を 行動科学との関連性にフォーカスして捉えることを目標とし、 第二次大戦後におけ

    現在の社会学の歴史──酒井泰斗「20世紀社会学史講義」
  • ルーマン・フォーラム過去ログ撰:ルーマンの進化観を巡って[3/3]

    Date: Thu, 13 Apr 2000 23:42:52 +0900 From: 高橋 徹 Subject:[luhmann:00981] Re:[961][EV][960] ルーマンの進化観について 高橋です。 三中さんとの議論の関連で酒井さんに召喚されていたことにいまごろ気づきました(^^;。 あわてて三中さん、酒井さん、角田さんのメールをよみました。ちょっと躓くことが多く、これまでの議論に直結するようなかたちでは貢献できないかと思います。 まず、スペンサー、パーソンズ、ベラー、ルーマンの比較ですが、これについては友枝敏雄さんがまとまった論文をだいぶまえに書いておられるので、そちらをご紹介したいと思います。 さて、私が躓いているのは、いまひとつレファレンスがはっきりしないまま異分野の、また異なる理論家の概念が比較されている点にあります(少なくとも私にはそのへんの整理ができていない

  • ルーマン・フォーラム過去ログ撰:ルーマンの進化観を巡って[2/3]

    Date: Thu, 13 Apr 2000 12:20:54 +0900 From: 酒井泰斗 Subject:[luhmann:00974] [EV][960/3] 角田 ルーマンの進化観について

  • ルーマン・フォーラム過去ログ撰:ルーマンの進化観を巡って[1/3]

    Date:Wed, 12 Apr 2000 18:46:44 +0900 From: 酒井泰斗 Subject:[luhmann:00960] 転送 : Niklas Luhmann のシステム論的進化観について 酒井です。 このフォーラムでも何度か話題にでました、evolve-ml の主催者、三中信宏@農環研・計測情報科・調査計画研究室#さんから、次のようなメールをいただきました。 これ、最初に私のほうへDMでいただいたのですが、私一人で答えるにはちと荷が勝ちすぎているので、 なにしろ私は、言及されている Die Gesellschaft der Gesellschaft (1997) も、 Die Wissenschaft der Gesellschaft (1990) も 読んでないし(;_;)。

  • 酒井泰斗プロデュース ニクラス・ルーマン解読講座6「小宮友根さんと『信頼』を読む」 - 日曜社会学

    この頁には、酒井泰斗が 朝日カルチャーセンター新宿などにおいて担当したルーマン関連の講義や関連する催しなどに関するこれまでの情報や今後の予定を掲載しています。 更新情報 20190117 朝カル新宿 ニクラス・ルーマン解読 連続講座、全回終了しました。 20180828 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の受講生募集が始まりました。 20180621 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の講義概要を掲載しました。 20180618 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」の開催日が 10/3(水)、11/7(水)、12/5(水)に確定しました。 20180601 2018年10月講座 「『近代の観察』解読」紹介欄を設置し、ゲスト講師である馬場靖雄さんによる著作概要を掲載しました。 20180405 2018年4月講座「『権力』解読」の講義紹介ページを開設し、4/2に開

    酒井泰斗プロデュース ニクラス・ルーマン解読講座6「小宮友根さんと『信頼』を読む」 - 日曜社会学
  • 1