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ブックマーク / www.ibunsha.co.jp (2)

  • ピープルのいないところにポピュリズムあり?/酒井隆史

    ピープルのいないところにポピュリズムあり?——「健全な病理」としてのポピュリズム 1, あいまいな「ポピュリズム」 ポピュリズムという言葉から、ここ日ではどのようなイメージが浮かぶでしょうか? メディアの劇場政治を通して単純なフレーズで人気取りをおこなう政治家と、それに踊らされる愚かな大衆、といったところが、一般的通念でしょうか。 おそらく、現代の世界の政治の一番の特徴はなにか、と問われるならば、まっさきにあがる答えのひとつが、ポピュリズムであるとおもいます。現代が、ポピュリズムの時代であることはまちがいないのです。 しかし、この言葉は、少し前まで、研究者にはなじみのあるものでしたが、日語で一般的に流布していたとはいいがたいものでした。ここにはひとつ興味ぶかい示唆があるとおもいます。つまり、おそらく、日は少なくとも戦後半世紀ほどのあいだは、ポピュリズムを経験していないのです。それが変

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  • 民主主義の非西洋起源について/D・グレーバー【重版出来】

    民主主義の非西洋起源について装幀:川邉雄 2020年4月24日発売予定 四六判 上製カバー装 192頁 定価:体2,400円+税 ISBN 978-4-7531-0357-7 民主主義の非西洋起源について──「あいだ」の空間の民主主義デヴィッド・グレーバー(片岡大右 訳)豊穣なる人類学的・歴史的知見から「民主主義の歴史」の盲点を鮮やかに突く! 『ブルシットジョブ』(岩波書店より近刊)そして『負債論』(弊社刊)で話題沸騰中の人類学者D・グレーバーによる、通念を根底から覆す政治哲学。すなわち、「民主主義はアテネで発明されたのではない」── この価値転覆的な認識をもとに、私たちはいかに「民主主義」と出会い直しその創造をふたたび手にするのか。 アラン・カイエによる「フランス語版のためのまえがき」および「付録」として恰好のグレーバー入門となる著者人によるエッセイ(「惜しみなく与えよ」)を収録した

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