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ブックマーク / www.gentosha.jp (14)

  • 猿之助と松竹は今後どうなる…歌舞伎役者と興行主の関係と、その行方|いま気になること|中川右介

    中川右介 一九六〇年東京都生まれ。編集者・作家。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、音楽家や文学者の評伝や写真集を編集・出版(二〇一四年まで)。クラシック音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガ、政治、経済の分野で、主に人物の評伝を執筆。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、データと物語を融合させるスタイルで人気を博している。『プロ野球「経営」全史』(日実業出版社)、『歌舞伎 家と血と藝』(講談社現代新書)、『国家と音楽家』(集英社文庫)、『悪の出世学』(幻冬舎新書)など著書多数。

    猿之助と松竹は今後どうなる…歌舞伎役者と興行主の関係と、その行方|いま気になること|中川右介
  • 思うこと。|いつまで自分でせいいっぱい?|佐津川愛美

    さっつん以外にこの役を演じられる人はしばらく出てこないと思う。数年したら出てくるかもしれないけど、今現在では居ないと思う。 そう言われて受け取った台があった。 読んでみると、美月という少女がそこに居た。 何故か惹かれた。 私が演じなければ、美月は居なくなってしまうのだろうか。美月はどこにいくのだろうか。 14歳から沢山の台を読ませてもらってきて、私が演じなければいけない。初めてそう思った。 やりますとお返事してから、撮影まで4年かかった。 製作費を集めるのにそれだけかかったということだ。 その間にも、色んなお仕事を頂けていたので、私はいつ撮影が出来るのだろうかと待っているだけだった。 でもいつかね。いつかあなたは私が演じるからね。待っててね。というような、もはや母親のような気持ちが増えていった。 製作費が集まり、全てのキャストの方も決まり、撮影が出来た。 美月がとても複雑で過酷なシーン

    思うこと。|いつまで自分でせいいっぱい?|佐津川愛美
  • 大森南朋×三輪ひとみ「ハードで、追い詰められて、引きずって……衝撃だった撮影の日々」|捨てがたき人々|大森南朋×三輪ひとみ

    捨てがたき人々 2014.06.02 公開 ツイート 映画「捨てがたき人々」完成記念対談 大森南朋×三輪ひとみ「ハードで、追い詰められて、引きずって……衝撃だった撮影の日々」 大森南朋×三輪ひとみ 人間の欲と深い業を描いた問題作——奇才・ジョージ秋山原作による『捨てがたき人々』(幻冬舎文庫)が、待望の映画化に! 監督は榊英雄、脚はジョージ秋山の実子である秋山命が手掛け、原作のコアなエッセンスに独自のモチーフを加えて新しい映像ドラマへと再生させた。 主演は繊細な演技力と大人の色気を併せ持つ個性派俳優、大森南朋。金も仕事もなく、外見も内面も底辺を這う男「狸穴勇介」のむき出しの感情を体現。ヒロインは三輪ひとみ。過酷な運命に翻弄されながらも善良さを失うまいとする女「岡部京子」を体当たりで熱演。 衝撃の役どころ、新境地に挑戦している2人であるが、実際の現場はどうだったのだろうか。今作に込めた2人の

    大森南朋×三輪ひとみ「ハードで、追い詰められて、引きずって……衝撃だった撮影の日々」|捨てがたき人々|大森南朋×三輪ひとみ
  • 死刑執行後の遺体を引き取る母の涙|ルポ 死刑|佐藤大介

    死刑囚、刑務官、被害者遺族、元法相などへのインタビューで死刑制度の全貌に迫る書籍『ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル』(佐藤大介著、幻冬舎新書)がたちまち3刷となり、話題を呼んでいる。 ここでは書の一部を抜粋して紹介。刑が執行された「元死刑囚」の家族の思いとは――。 *   *   * 「立派な最期でした」と告げられた母の涙 棺に入った息子は、花に囲まれ、穏やかに眠っているように見えた。 「(最期に)母ちゃんの顔を見ることはできんかったね」 母は声を絞り出して語りかけた。 福岡市早良(さわら)区の福岡拘置所。その一角にある刑場で、松田幸則元死刑囚(当時39)に死刑が執行されたのは2012年9月27日だった。 報せを受けた70代後半の母は、その翌日に熊県内から駆けつけ、拘置所内で行われた葬儀で手を合わせた。 応対した拘置所幹部は「立派な最期でした」と告げた。遺書は書かれていなかった

    死刑執行後の遺体を引き取る母の涙|ルポ 死刑|佐藤大介
  • 物理ぎらいを大量発生させたフランクリンの定義|物理の4大定数|小谷太郎

    小谷太郎『物理の4大定数 宇宙を支配するc、G、e、h』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 光速c、重力定数G、電子の電荷の大きさe、プランク定数h。これらの基礎物理定数は日常から宇宙までを支配する法則が数値となったものだ。我々はふだん物理定数など意識せずに暮らしているが、この値が違えば太陽はブラック・ホールと化し、人類は地球にいられず火星に住むハメになり、宇宙の姿は激変する。書では人類がいかにして4大物理定数を発見したか、そのことでどんな宇宙の謎が解け、またどんな謎が新たに出現したかを解説。相対性理論、宇宙の構造、素粒子や量子力学までわかる画期的な書! 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 小谷太郎『宇宙はどこまでわかっているのか』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天

    物理ぎらいを大量発生させたフランクリンの定義|物理の4大定数|小谷太郎
  • 悪気のないおじさんたち|帆立の詫び状|新川帆立

    先月から二カ月弱の間、日にいる。新刊プロモーションのための一時帰国だ。大阪、福岡、宮崎と移動しながら書店さんに挨拶をし、サイン会2件、講演会2件、取材十数件をこなし、なんとかひと段落ついた。その間も原稿の〆切は止まらない。日中は動き回り、夜はホテルで執筆、寝落ちという日々が続いた。

    悪気のないおじさんたち|帆立の詫び状|新川帆立
  • 大泉サロン伝説は、完璧な物語となった|いま気になること|中川右介

    人気漫画家の萩尾望都さんが過去の大泉時代のことをほぼ初めて語った『一度きりの大泉の話』(河出書房新社、2021年4月)が話題を集めています。 少女マンガの変革を目指した女性たちが集まったあの時代を、男性中心の漫画史に正面から位置づけた『萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命』(2020年3月、幻冬舎新書)の著者である中川右介氏は、今回ので、大泉の核だった二人のすれ違いや新事実が明確になっても、大泉時代の重要性は変わらない、むしろ少女マンガ“革命”の中身は、二人の考えよりもっと広く重要なことだったのでは、と問いかけます。その意味とは――。 * * * 稿は『萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命』を読んでいただいた方へ向けて書かれる。 (敬省略) 左から、 萩尾望都『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)、竹宮惠子『少年の名はジルベール』(小学館)、竹宮惠子『扉はひらく い

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  • 人生2度目、40数年ぶりに「数学セミナー」を買いました|おとなの手習い|香山リカ

    香山リカ『ノンママという生き方 子のない女はダメですか?』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット ときどき悔やむ。ときどき寂しい。 でも大丈夫。これが私の選んだ道。私の幸せのかたち。 さまざまな理由で、生涯子どもを持たない・持てない女性が全女性の3割とも言われています。 「女は子どもを産み育てて一人前」「女の当の幸せは子どもを持つこと」という伝統的価値観はまだまだ強く、さらに最近は、少子化対策が国をあげての課題となり、子育ても仕事も頑張る「ワーキングマザー」が礼賛されます。 そんななか、子どもを持たない人生を選んだ「ノンママ」は、何を思い、どんなふうに生きているのでしょうか? それぞれの事情、悩みと葛藤、後輩ワーキングマザーとの軋轢、介護と自分の老後の不安等々。「ノンママ」のリアルな胸のうちを、自身もノンママである精神科医の香山リカ氏が、

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  • マンガ誌における「男女の壁」を超える試みは、作家側の挑戦だけで終わった|オトコ・マンガ/オンナ・マンガの世界|中川右介 - 幻冬舎plus

  • 情報の改竄・隠蔽・捏造を繰り返す政治がもたらす悲劇【再掲】|大本営発表|辻田真佐憲

    公文書の改竄(かいざん)、捏造(ねつぞう)を行ってきた現政権。かつて、日軍の最高司令部「大営」も、太平洋戦争下に嘘と誇張で塗り固めた公式発表を繰り返してきました。当時の軍部は現在に置き換えると政権。政治の中心でなぜ、情報の改竄、捏造、隠蔽が起きるのか? そしてそれがどういった結末を迎えるのか? 2016年に発売された辻田真佐憲さんの『大営発表~改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争~』は、正確な情報公開を軽視する政治の悲劇、悲惨さを教えてくれます。今こそ読むべき一冊。あらためて「はじめに」をご紹介します。 大営発表の悲劇を繰り返さないために 大営発表は、日メディア史の最暗部である。太平洋戦争の時代、大営がデタラメな発表を行い、メディアがそれを無批判に垂れ流し、国民がそれに踊らされた。今日でも大営発表は、「あてにならない当局の発表」の比喩として頻繁に用いられている。 とはいえ、「大

    情報の改竄・隠蔽・捏造を繰り返す政治がもたらす悲劇【再掲】|大本営発表|辻田真佐憲
  • 四年制大学を卒業したけれど──愛さん・24歳|女性たちの貧困 “新たな連鎖”の衝撃|NHK「女性の貧困」取材班

    働く単身女性の3人に1人が年収114万未満。――2014年1月27日に放送されたNHKクローズアップ現代「あしたが見えない~深刻化する”若年女性”の貧困」と、その続編として同年4月27日に放送されたNHKスペシャル「調査報告 女性たちの貧困~”新たな連鎖”の衝撃」は大変大きな反響を呼びました。 その後、日社会の将来を左右する深刻な事態として認識されるようになった「女性の貧困」問題の、最初の一石を投じた2の番組に、取材しながらオンエアできなかった内容や、登場した女性たちのその後などを盛り込んで書籍化したのが『女性たちの貧困』です。 書の担当編集者は、原稿を読みながら、「これが現代の日で起きていることなのか」と驚き、怒り、たびたび絶望的な気持ちになりました。でも、私たち一人ひとりにできることは、できれば目を背けたい現実をまず知ることだと考えます。 全6回のダイジェストでお届けする『女性

    四年制大学を卒業したけれど──愛さん・24歳|女性たちの貧困 “新たな連鎖”の衝撃|NHK「女性の貧困」取材班
  • 特集 『野武士のグルメ』を味わい尽くす|特集|幻冬舎編集部

    一人の”野武士”が日国民の欲を刺激しまくる勝負にうって出ました。 野武士の名は、香住武。35年にわたるサラリーマン生活を勤めあげた初老の男。特筆すべき点はありません。どこにでもいる普通のおじさん。 でも、普通のおじさんだからこそ、「」にまつわる記憶には人生の妙味が漂います。 外回りの合間を縫って立ち寄った中華料理屋。仲間とべたスキヤキ。出張先の小料理屋。やりたくてもやれなかった「平日真っ昼間ビール」……。 そんな香住武が、定年退職を迎えて挑む「ひとり飯」。そしてその醍醐味。 それが『野武士のグルメ』です。 人生を支えた「」の記憶をつまみにしながら、人目も気にせず堂々と、己の流儀で、ぶっきらぼうに、べる、べる、べる。 その姿は、まさに野武士。 定年退職した香住武は、穏やかな風貌とは裏腹に野武士のごとき野性を胸に秘め、「」と向き合うのです。 隠れた名店がどうのとか、ミシュラン

    特集 『野武士のグルメ』を味わい尽くす|特集|幻冬舎編集部
  • 第1回 女性は生きるためのルールが複雑すぎる|ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』×東浩紀『弱いつながり』刊行記念対談|東浩紀/ジェーン・スー

    ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』×東浩紀『弱いつながり』刊行記念対談 2014.07.31 公開 ツイート 「私たちは、『男と女の違い』をもっと知るべきじゃなかろうか」 第1回 女性は生きるためのルールが複雑すぎる 東浩紀/ジェーン・スー 7月24日に『弱いつながり』と『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』を刊行したばかりの東浩紀さんとジェーン・スーさんが「男と女の生き方」について語り合いました。意外な初顔合わせの対話は、お互いを探り合いつつ、始まりました。 (構成:福田フクスケ 撮影:牧野智晃) ジェーン・スー(以下“ジェーン”) 今、20代30代の女性と話していて思うのは、彼女たちにはメンター(お手となる指導者)がいないということ。この先働き続けてもどうなるのかというロールモデルがいなくて不安に思っている人が多いですね。だから、私みたいなもんにも誘蛾灯に引き寄せら

    第1回 女性は生きるためのルールが複雑すぎる|ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』×東浩紀『弱いつながり』刊行記念対談|東浩紀/ジェーン・スー
  • 戦前日本にはなぜトンデモ軍歌が溢れていたのか|軍歌を見れば、日本がわかる|辻田真佐憲

    辻田真佐憲 一九八四年大阪府生まれ。文筆家、近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科を経て、現在、政治文化・娯楽の関係を中心に執筆活動を行う。単著に『日の軍歌 国民的音楽歴史』(幻冬舎新書)、『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』(えにし書房)などがある。また、論考に「日陸軍の思想戦 清水盛明の活動を中心に」(『第一次世界大戦とその影響』錦正社)、監修CDに『日の軍歌アーカイブス』(ビクターエンタテインメント)、『出征兵士を送る歌 これが軍歌だ!』(キングレコード)、『みんな輪になれ 軍国音頭の世界』(ぐらもくらぶ)などがある。

    戦前日本にはなぜトンデモ軍歌が溢れていたのか|軍歌を見れば、日本がわかる|辻田真佐憲
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