新型コロナウイルス感染拡大による政府の「緊急事態宣言」などを受け、京都府精華町精華台の国立国会図書館関西館は11日から5月20日まで、館内での図書や資料の閲覧、コピーなどの来館サービスを休止する、と10日発表した。 電話による問い合わせや資料案内などは継続する。同館0774(98)1200。 3月5日から休止している東京本館と国際子ども図書館も、5月20日まで休止期間を延長する。
神戸市と市教育委員会は11日、15日までの臨時休校を決めていた市立の幼稚園や小中学校、高校など全299校園について、休校期間を春休み開始まで延長すると発表した。卒業式は出席者を卒業生に限定するなど、規模を縮小して行う。 市教委によると、卒業式は中学校が17日、幼稚園が18日、高専が19日、小学校が24日。幼稚園は保護者1人が参加できるが、小中学校や高専は卒業生のみで行い、保護者や在校生は参加できない。特別支援学校は保護者同伴で個別に卒業証書を贈る。 小中学校は17~19日に分散登校日を設け、通知表や宿題を手渡すほか、公費負担で給食も支給。春休み中は担任が家庭訪問や電話連絡を行う。 学童保育はこれまで同様1~3年を午前中から預かり、4~6年は学校で受け入れる。保育園は市立、私立とも開園を続けるが、可能な限り家庭保育を求める。 臨時閉館中の市立図書館や博物館、美術館は17日から再開するが、図書
日本で最初の私立博物館、そして兵庫県内で最初の図書館ができた地は、実は三田市だった-。明治時代に旧有馬郡の教育団体だった「私立有馬会」が、神戸の実業家松方幸次郎らの協力も得て設立した経緯を伝える催しが、三田市屋敷町の三田ふるさと学習館で開かれている。企画展「三田知の源流 有馬会」。なぜ「知」の2大施設がつくられたかをパネルで紹介する。22日まで。(門田晋一) 屋敷町にあった「大正記念三田博物館」と「私立有馬会附属図書館」。企画展は、NPO法人「歴史文化財ネットワークさんだ(歴ネット)」が主催した。 有馬会は1884(明治17)年にできた東京の有馬郡出身者の会を前身に、郡内の教育者らが合流。会頭に就いたのが、帝国博物館の初代総長九鬼隆一だった。文化財保護の礎となった「古社寺保存法」の制定に関わった官僚でもある。 名誉会員の一人が、松方幸次郎。松方の妻が九鬼家出身という縁もあったとみられる。他
皇室ゆかりの京都と東京のつながりに焦点を当てた企画展「双京 京の夢、江戸の夢」が、京都市左京区の府立京都学・歴彩館で催されている。江戸時代以降の文書や絵図、写真など50点を基に、二都の街の移り変わりや役割の相違を明らかにする。 冒頭では、1626年に徳川将軍家が二条城(中京区)で後水尾天皇を迎えた行幸を記した「寛永行幸記」を紹介。近世の洛中洛外図に数多く描かれた一幕は、「徳川の天下」を世に知らしめる政治ショーでもあった。徳川家がこれらで政権基盤を固めると、政治や経済の中心は本拠・江戸へ移っていく。 江戸期の二都の名所図会は、対比を通じてにぎわいを増した江戸が1700年代後半には文化面でも興隆したさまを示す。幕末維新時に京は一時、政治の中心地となったが、重要文化財「京都府行政文書」をひもとくと、明治政府が事実上の東京遷都を着々と進めたことがうかがえる。 明治以降では、京都で行われた大正や昭和
Twitterで盛り上がった選りすぐりのネタを紹介するツイナビ。さとりえ@日本語教師(@nam_taan)さんが川口市立図書館で見つけた申込書が話題を呼んでいる。 埼玉県川口市立図書館の申込書。「氏名」のルビが「しめい」ではなく「なまえ」、「生年月日」は「うまれたひ」となっています。 漢字の正しい読み方よりも、読み手に伝わることを第一に考えた革新的な表記だと思います。やさしい日本語の基本的な理念を思い出させてくれます。 pic.twitter.com/YrCMZyEDXs — さとりえ@日本語教師 (@nam_taan) 2019年9月17日 実際の漢字の読みとは異なるルビが振られた斬新な申込書。わかりやすさを追求したフォーマットにさまざまな反応が集まっている。 埼玉県には、海外からお仕事で来日されている方々が増え、サポートも増えていますしね。 生活レヴェルでの「小学生でもわかり、通じる日
閉館の危機にあった兵庫県宍粟市一宮町福野のサンパティオ図書館が、25日から週2回のペースで再開することになった。近くに住む保育士の飯田里美さん(54)が施設を借り、館内にブックカフェ「ハピネス」を開設。カフェの収入で経費を賄いながら、住民や子どもたちが気軽に立ち寄れる場として運営する。 同館は1997年にハリマ農協(同市一宮町)が開いた全国的にも珍しい民営図書館。蔵書は約4万冊あり、特に約1万800冊の児童書は種類が豊富で、現在では手に入らない貴重な本もあるという。 一宮町北部では唯一の図書館として住民らに親しまれていたが、同農協の経営見直しで昨年10月から休館。新たな運営者を募集し、見つからなければ閉館する予定だった。 飯田さんは12年前に同農協を退職し、一宮町内の公立保育園で保育士として勤務していた。ここ数年で一宮町北部から診療所やスーパーなどが次々と姿を消す中、なんとか図書館を守りた
by jarmoluk 電子書籍は場所を取らずスマートフォンやタブレットPCでいつでも読めるという利点がありますが、一方で「紙の本が電子書籍よりも優れている」という研究報告や「大学生の92%が電子書籍より紙の本を好む」という調査結果があります。しかし、研究者や学生からの支持をよそに、世界中の大学から紙の本が姿を消しつつあるという現状が指摘されています。 College Students Aren't Checking Out Books - The Atlantic https://www.theatlantic.com/ideas/archive/2019/05/college-students-arent-checking-out-books/590305/ アメリカの名門イェール大学は2019年2月に入り、15万冊の蔵書を誇る同学のベース図書館の改修計画を打ち出しました。その内容とは
宇治市で投棄されていた図書館の本。218冊を仕分けてみると複数の自治体の本と分かった(宇治市折居台・市中央図書館) 京都府宇治市や木津川市などで図書館の蔵書とみられる本が800冊以上投棄されていた問題で、木津川市内で新たに51冊が捨てられているのが19日、見つかった。 木津川市教育委員会などによると、同日午前9時ごろ、同市山城町上狛上勝山の市道側溝に本が捨てられているのを、通りかかった男性が見つけ、京都府警木津署に通報した。連絡を受けた木津川市立図書館の職員が宇治市や京田辺市などの図書館のラベルが貼られた本を確認した。200メートルほど離れて計2カ所に捨てられており、ひもで束ねてはいなかった。 今月16日時点で、京都府南部での図書の投棄は計4カ所で、合わせて800冊を超えた。これまでに宇治市では218冊、木津川市でも338冊が捨てられているのが見つかっており、少なくとも10自治体の図書館の
木津川市立図書館の図書など約100冊が、京都府木津川市山城町神童子の山林に投棄されていたと13日、市教育委員会が発表した。宇治市白川の道路脇でも、宇治市図書館などの本が100冊以上、捨てられていた。いずれも十数冊ずつ、ひもで束ねられていた。両市教育委員会は「図書館から無断で持ち出された可能性がある」として、各図書館がそれぞれ京都府警木津署、宇治署に相談している。 木津川市教委によると、5日、レジャーで山中にいた市民が投棄を見つけ図書館に通報。職員が現場を確認し、木津署に知らせた。図鑑や単行本などで、宇治市や城陽市、京田辺市の図書館の蔵書もあった。木津川市立図書館で2011年から行方が分からず貸し出しリストから「除籍」した本もあった。 宇治市では11日、市民から市中央図書館に「図書館の本が大量に捨てられている」と連絡があった。図書館職員が現場で、宇治市のほか、京都市、城陽市、京田辺市、精華町
by Raka Muhammad Iqbal Ismail 大学入学で長らく暮らした地元を離れ、都会や地方の知り合いの少ない土地で新生活をスタートすることになる、もしくはなったという人も多いはず。「何事も初めが肝心」と言うように、大学生活も最初の1年でどのように友達を作ったり学校生活を送ったりするかが、その後の長い学生生活に大きな影響を与えるものです。そんな大学入学1年目に成功を収めるには、どのようなことを行うべきかをThe Conversationがまとめています。 Five top tips to succeed in your first year of university https://theconversation.com/five-top-tips-to-succeed-in-your-first-year-of-university-112135 ◆1:サポートサービスを
図書館のサービスカウンター近くに重ねられた紙コップ。そこには「消しゴムのカス入れ」と書かれています。頻繁に閲覧室を利用していた当時(約20数年前)はなかったような気が…。取材すると、山口県のある施設に端を発し、W杯サッカー日本代表にも通じる“公共マナー”でした。 「昨年の10月1日に導入しました」 紙コップを設置している兵庫県明石市の「あかし市民図書館」。同館は、2017年1月にリニューアルオープン後、約2年で来館者が100万人を突破。83席ある学習スペースの利用は時間制限で、1日3回の抽選が行われています。 学習につきものの消しゴムのカス、通称「消しカス」。開館時間内に利用者が入れ替わるため、前の人が使った際に生じた消しカスが机にそのままだと、不快に思う利用者も。そこで他館の事例を参考に取り入れたのが紙コップでした。 コップは常時50個以上用意。机で出た消しカスは利用者がコップの中へ入れ
東京都練馬区立図書館の運営を民間に任せるかどうかをめぐり、練馬区教育委員会と図書館司書らが激しく対立し、司書らがストライキの構えを見せていたが、18日の最終交渉の結果、「一定の合意」に至りストライキは回避された。公立図書館の運営を民間が担う動きは全国で広がっているが、ストライキまで労使対立が激化するケースは珍しいという。 区教委によると、民間に管理を任せる方針を示したのは、練馬、石神井の2館。区教委は約10年前から順次、区立図書館の民間管理を進めており、全12館のうち9館は、図書館運営を業務とする複数の民間企業に頼んでいる。 練馬、石神井の2館についても7月、指定管理者制度を適用し、5年後までに民間に任せる方針を明らかにした。区教委の担当者は、民間の管理を進めた結果を踏まえ、「住民アンケートでも満足度が高いと考えている」と説明する。 2館のうち、練馬図書館は現在、職員全35人のうち、司書資
京都府井手町井手の町図書館が、カプセルくじ「ガチャガチャ」を回して司書お薦めの本を借りる「ガチャって本(ポン)!?」を実施している。秋の読書週間(10月27日~11月9日)に合わせた企画で、11日まで。 ガチャガチャを回すと出てくるカプセルの中に数字が書かれた紙が入っており、その番号の本を借りることができる。あまり貸し出されていない本の中から司書がお薦めの本約200冊を選んだ。子ども用(絵本)と、大人用(一般書)のガチャガチャがある。 ガチャガチャをした50代女性は「自分で選ぶと借りる本も決まってくるのでこういう借り方は斬新。これから読むが、自分に合う本だとうれしい」と話した。司書の鈴木浩史さんは「予期せぬ出会いを楽しんでほしい」と利用を呼び掛けている。町図書館0774(82)5700。
神戸・三宮再整備のシンボル的存在となる高層ツインタワー1期ビルを建設する再開発会社が11日、具体案を作成する事業協力者の優先交渉権者を、三菱地所など5社で作るグループに決めたと発表した。デザインは、建築を通じた被災地支援を続けてきた世界的建築家坂茂氏が担当。阪神・淡路大震災から30年の2025年度に完成を目指す同ビルは、まさに復興の象徴でもある。立地や眺望の良さを生かした提案には、港町神戸の新しい顔にふさわしい高揚感が詰まっている。 坂茂氏は、阪神・淡路で被災した神戸市長田区のカトリックたかとり教会に、紙を使った仮設集会所を建てたことを契機に、東日本大震災やニュージーランド地震などの被災地で災害支援に取り組んできた。2014年には建築界最高の栄誉とされる米プリツカー賞を受けている。 その坂氏が描くのは、人々の営みが外から見える「透明なボックス」。提案によると、ホールや商業空間を街に浮かび上
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