「キャラメル公園」「帰りしな公園」ってどこ? 地元住民だけが知る愛称や思い出をきちんとデータ化して保存しようと、大阪市立住之江図書館の司書相宗大督(あいそうだいすけ)さん(40)が、街の「思い出のこし」に取り組んでいる。住民から思い出や愛称を集め、図書館で関連資料を補足した「思い出カード」を作る。「小さな思い出も集まれば立派な歴史になる」と思うからだ。 「思い出のこし」のやり方はとても簡単。住之江図書館にある「思い出書き込み用紙」に、「あの公園は○○と呼ばれていた」「あの角にあったうどん屋がおいしかった」と、心に残る思い出や名所、どの場所でいつごろの出来事かを書き記し、職員に手渡す。 相宗さんら司書は、図書館所蔵の資料や古い新聞から、思い出に関連した記事や文章を探し出す。資料を補足して「思い出カード」を完成させ、それを地区、時代ごとに分けて館内の特設コーナーで保管し、来館者に読んでもらう。
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