これまで、内部構造を把握するために多くの生物が「解剖」されてきました。 しかし、「解剖」には限界があります。特に複雑な細胞や神経系を把握するためのプロセスは難しく、時間がかかる上に失敗のリスクが大きかったのです。 ウィーン大学・分子生物学研究センターである「Max Perutz Labs」のフロリアン・レイブル博士らは、解剖なしでも生物構造を細部まで観察する方法「ディープ・クリア(DEEP-Clear)」を開発しました。 この方法により様々な生物を透明化し、中枢神経系などの分析が難しい部位の構造を把握できます。 新透明化技術「ディープ・クリア」色素除去と組織透明化により、イカの神経系の3D画構成が可能になる/Credit:TU Wien / Max Perutz Labsこれまでにも、生物の透明化技術はいくつか検討・開発されてきました。 しかし、それらの透明化技術は組織に存在する様々な色素
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