電子書籍の貸し出しを今月19日から始める県立図書館(秋田市山王新町)は15日、サービスの概要を正式に発表した。当面は雑誌のバックナンバーや育児本など700冊のほか、図書館が所蔵する資料を電子化した1300冊の計2千冊からスタートし、徐々に増やしていく計画だ。 スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末などを通じて電子書籍で無償提供される雑誌は、最近10年分の「歴史読本」(新人物往来社)や1970年代の「モーターファン」(三栄書房)など。ビジネス誌「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社)は99年前の創刊号を含む大正期のものをそろえている。 育児本は当初は10冊ほどだが、電子書籍は休館日や開館時間とは関係なく貸し借りができるため、必要になったときにいつでも見ることができる利点があるという。 提供する雑誌や書籍は1冊ずつしか在庫がなく、貸し出しは1人3冊まで。貸出期間は10日間。図書館が所蔵