iPS創薬がついに実現へ。京大病院が世界初の治験を近く実施2017.08.04 09:12 小松亜矢子 ついに、iPS細胞を使って薬が作られるように。 将来、実用化が期待されているiPS細胞。なんと、このiPS細胞を使った治験を、京都大学医学部附属病院が世界で初めて行ないます。細胞治療の臨床研究はこれまでも行なわれていましたが、創薬に関しての治験はこれが初になります。 対象となる病気は、進行性骨化性線維異形成症という希少難病(FOP)。200万人に1人という、とても少ない割合で発生する病気で、国内の患者数はわずか80人程度。本来ないはずの場所に骨と同じ組織ができ、それが手足に広がって、運動機能障害を起こしてしまう病気です。 この病気に対して、京都大学の戸口田淳也 iPS細胞研究所教授らをはじめとしたグループが、共同研究を実施。FOPの患者さんからiPS細胞をつくり、病気を再現して研究を重ね
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