兵庫県香美町香住区一日市にある謎のほこら「かまたりさん」の記事を読んだ人から、「その近くには『小人の墓』もあるぞ」という、怪しい情報が寄せられた。早速現物を確認した記者は「これは何らかの事情で転落した石碑が、崖の裂け目に挟まっただけだ」と看破したのだった-。 ■ 大変お待たせしました。 前回の取材で、住民らの証言などから、石碑はもともと崖の上に立っていた灯籠だということが判明した。そこで、まだ残されている疑問点を整理してみよう。大きく二つある。 (1)灯籠に刻まれている文字は何と書かれているのか (2)灯籠はいつ、そしてなぜ落ちたのか まずは(1)に取り組もう。あまりにも見慣れない書体ゆえ、前回思わず「梵字だろうか」と書いてしまったが、やはり餅は餅屋。専門家に見せると、一発で解読されてしまった。 「火、明、燈ですね。見慣れない言葉ですが、特別な意味が込められたものではなく、『火の明かりをと
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