中国伝統の麺料理「刀削麺」を作るロボットが神戸市中央区の中華食材店「中央厨房」にお目見えし、話題を呼んでいる。 銀色の丸い頭に光る目、長方形の胴体が特徴で、昨年10月に導入された。左手にあるまな板の上に小麦粉を練った生地の塊をのせ、特殊な刀を持った右手が素早く前後に動き麺を削っていく。1分間に約20食分を作ることができ、現在、神戸・南京町にある二つの料理店に麺を卸している。 ロボットは店のシャッターを下ろして動かしていることが多いが、開けた状態で作業をしている時には、道行く人らが足を止めて窓の外から眺める姿も。 代表の李紫焱さん(61)によると、ロボットは中国製で、頭部の形状は違うものの同様の仕組みで麺を削るロボットが多くの料理店で“活躍”している。李さんもいずれは神戸で料理店を開き、店頭にロボットを設置するという。「日本のお客さんに喜んでもらえたらうれしいね」とほほ笑んだ。 (中西大二)
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