亡き父のパン屋を再開させた3姉妹=京都市東山区・Nitta Bakery 店主が急逝し、5年前に閉店した京都市東山区のパン屋を、店主の娘3姉妹が13日に復活させる。3人はそれぞれ、毎朝パンを焼き続けた父の姿を胸に京都の人気パン屋で修業を重ねてきた。ようやくたどり着いた再開の日を前に、「住民から『私のパン屋さん』と思ってもらえるよう、地元密着で頑張りたい」と意気込んでいる。 店は同区六波羅南通東入多門町で故新田雄一さんが営んでいた「ニッタベーカリー」。再開するのは長女麻記さん、次女明香(さやか)さん、三女里奈さん。 雄一さんは1983年の開店以来、常連客の好みに合わせ約80種類のパンを毎朝作り、高齢の客には食パン1斤でも自宅に届けていた。2013年10月8日に急逝し、店は翌日、閉店した。 残された姉妹は閉ざされた店のシャッターに再開を誓う内容の張り紙をして、それぞれパン作りの技術習得や資金確
広島県のとある住宅地と、その最寄り駅とのあいだに「スカイレール」と呼ばれる乗りものが運行されています。傾斜地にある住宅地の足として導入されたこの乗りもの、一見してロープウェイのようですが、じつは様々な輸送手段のいいところを取ったものです。 レールとセットで開発された「スカイレールタウン」 広島市安芸区の東端に位置し、周囲を山に囲まれた山陽本線の瀬野駅。東側の八本松駅にかけては急勾配が続き、鉄道ファンのあいだで「セノハチ」(瀬野~八本松間の通称)と呼ばれる区間ですが、北側は東側よりもすぐそばまで山が迫り、その山肌にびっしりと張り付くように住宅が立ち並んでいます。 駅からその住宅地に向かって、モノレールの線路(軌道)に似た高架線が続いており、高架線にぶら下がる形でロープウェイのゴンドラのようなものが上り下りしています。この乗りものは「スカイレール」と呼ばれ、法律上は鉄道の一種として位置付けられ
京都大学、茨城大学らの研究グループは、本来電子を流さない絶縁体であるイッテルビウム12ホウ化物において、強磁場中で電気抵抗と磁化率が磁場とともに振動する現象(量子振動)を初めて観測した。量子振動は通常、電気を流す金属でしか観測されない現象であり、このことはイッテルビウム12ホウ化物において金属とも絶縁体とも言えない前例のない電子状態が実現している可能性を示す。 フェルミ面の存在を示す最も直接的なものとして、強磁場中で電気抵抗や磁化が外部磁場変化に伴って周期運動する「量子振動」がある。量子振動が観測されることは、フェルミ面の存在を示し、すなわち金属状態が実現していることを意味するというのが、これまで知られていた物理学の常識だった。 ところが最近、近藤絶縁体と呼ばれる物質のひとつであるサマリウム6ホウ化物において、絶縁体であるにも関わらず磁化の量子運動が観測され、大きな注目を集めた。そこで本研
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