鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は報道陣が傍聴席にいることを理由に、10日午前にあった市議会本会議を欠席した。今回の本会議のボイコットは、これで3回目。竹原市長は理由について、総務課職員を通じて「議会に出席する環境がつくられていない」と答えた。浜之上大成議長は、議会に出席するよう求める要求書を竹原市長に提出し、この日の本会議は終了した。 同日の本会議は午前10時に開会したが、竹原市長や執行部は議場に姿を見せなかった。浜之上議長が「市長が出席を拒否していますが、市民生活に大事な予算関係の議案があるので、このまま続けます」と述べて開会。今年度の一般会計補正予算案などを審議し、可決した。 10日午後は、夕方にかけて竹原市長が出席を拒否した新年度予算案に関する総括質疑が予定されていた。しかし竹原市長から出席要請への回答がないため、市議会は議会運営委員会を開き、予算案は特別委に付託し閉会すると決め