スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業をめぐる国の助成金不正受給事件で、法人税約2億3100万円を脱税したとして、東京地検特捜部は24日、法人税法違反容疑で、「PEZY(ペジー) Computing(コンピューティング)」社長の斉藤元章被告(50)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。 逮捕容疑は、平成22年12月期~26年12月期、架空外注費を計上するなどの方法でペジー社の所得計約8億5千万円を隠し、法人税計約2億3100万円を免れたとしている。 事件をめぐっては、斉藤容疑者らが、国の助成金約4億3100万円を詐取したとして昨年12月に逮捕・起訴。今月4日、別の助成金約2億円をだまし取ったとして詐欺容疑で再逮捕され、24日に同罪で起訴された。ペジー社が新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から計約35億円の助成金を受けるなど、斉藤容疑者が経営に関与する3社には国から計約10