安否確認、居室での在・不在の確認、フロアでの出入りの確認…。介護現場での「人感センサー」の導入はもはや当たり前のものとなりつつある。様々なセンサー機器は介護スタッフの目となり、その仕事を補完する。家電大手のパナソニックと介護業界大手のHITOWAケアサービスが手を結ぶことで、新たな『目』が生まれようとしている。 言わずもがなではあるが、少子高齢が進み、介護を必要とする人口はしばらく右肩上がりが続く。一方、介護を担う側の人材は伸び悩んでいるのが現状だ。このギャップが広がることでまず懸念されるのが、事故の増加だ。 介護現場は生活の場でもある。そこから事故を完全に締め出してしまうことは不可能だ。実際、車椅子やベッドからの落下や転倒などは日常的に発生している。
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