戦前は飛行機の街だった横浜市金沢区。昭和初期の「九四式水偵日飛第1号機 竣工記念写真」(写真提供=県立金沢文庫) 県立金沢文庫(横浜市金沢区)で現在、横浜と横須賀の中間に位置する「横浜市金沢区」の歴史を振り返り、横須賀軍港の影響の大きさを検証する資料を集めた「大横須賀と金沢」展が行われている。 昭和初期、商店が作成したハウスカレーチラシ 同展では、幕末に東京湾の海防を担った金沢藩の頃から昭和までの歴史的な資料85点を展示。「幕末の海防と金沢藩」「近代都市横須賀の発展と金沢の近代化」「東京湾要塞と海軍航空技術廠」「飛行機の街・金沢」の4つのテーマで展開する。 明治時代に作成された「横須賀港一覧絵図」、旧海軍航空施設の写真や設計図、旧陸海軍のレシピだったカレーが大正から昭和にかけて一般にも普及した当時のカレー・ラベルや食器類、福神漬け缶詰ラベル、商店街のカレーチラシなどの珍しい資料も展示する。
![横須賀軍港の影響を検証する企画展-金沢文庫で「大横須賀と金沢」展](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f40f5d4bd0f9d1b1725a2338bfc0b4da1d2659d6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.keizai.biz%2Fyokosuka_keizai%2Fheadline%2F1307956986_photo.jpg)