熊本地震の影響で利用者が激減したとして、韓国・アシアナ航空は19日、週3往復運航している松山―ソウル便を9月27日から運休すると発表した。 同社は「愛媛でも大地震が起きる可能性があると韓国で報じられたことなどが利用減の背景にある」とみている。 同社によると、同路線の搭乗率は平均70%前後だったが、熊本地震後は40%台に。愛媛県下を通って紀伊半島に延びる中央構造線断層帯は、同地震の震源域に連なるとされ、九州に近い愛媛での大地震の懸念が韓国内で広まったという。 一方、同社は運休中の熊本―ソウル便を10月に再開する予定。松山便の再開時期はめどが立っていない。 愛媛県によると、松山―ソウル便は1995年に就航。道後温泉(松山市)観光などに利用され、2015年度の利用者は約3万人。うち外国人は約2万2300人で過去最高だった。
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