・ これは、いわゆる標準レンズというカテゴリーに位置付けられる交換レンズで、レンズ構成は典型的な変形ダブルガウスです。 1978年に価格破壊とも言える39.8K円で販売された「XR500」という一眼レフカメラのセットレンズとして作られました。これを作ったリコーという会社は、昔からPENTAXとは良好な関係を続けていて、これにKマウントを採用したのも、そんな関係があったからのようです。 リコーは交換レンズの製造工場を持っておらず、複数の光学会社からOEM供給を受けていました。この交換レンズは、少なくとも光学系は富岡光学のものという「噂」があります。晩期型は日東光学が製造という「噂」もあります。和製ズミクロンという呼称を得るほど絞り開放から解像力が優れています。 絞り環とピント環の回転方向はPENTAXのものと同じなので、違和感無く使えます。販売時は安価でしたが、決して手抜きを感じさせることの