2月3日は世間では節分らしい。 なぜ、「らしい」などという表現をするのかは以下を読んでいただければご理解いただけるであろう。 また近年、この節分に太巻きを食べるという恵方巻という風習が流行っている。 そのルーツには複数の説があるようだが、いずれにせよ、歴史的には極めて近年の風習であることは確かだ。 これに対し、恵方という考え方は相当古くからある。 ある時間帯ごとに、ある方位に位置し、吉凶をつかさどる神(星)を方位神殺という。 その中に、一年ごとにある方位に位置し、人間に大きな吉作用を及ぼす歳徳神という神殺がある。 その年、歳徳神の巡る方向を恵方という。 要するに年毎に移動する吉方位である。 この歳徳神は、たとえばサクッと調べてみても、1414年の『暦林問答集』にも既に記載されている。 占い的には歳の初めに、その歳の吉方位に向って何かアクションを起こすことは開運効果が見込めると考えられる。
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