コラム:史上最高のスーパースター、名監督にあらず2009年09月08日07時55分 / 提供: 『名選手、名監督にあらず』の具体例はこれまでずいぶん見て来たが、史上最高のプレーヤー、ディエゴ・マラドーナもご多分に漏れずのようだ。 ナポリ生まれで、マラドーナを神だと思って来た僕としてはできれば認めたくない。しかし、48歳になった元アルゼンチン代表が監督に向いていないのは明らかである。 あれだけのメンバーを揃えていれば、とっくにワールドカップ出場を決めていて当然のアルゼンチン。それが残り3試合の時点で、5位コロンビア、6位エクアドルと2ポイント差の4位に低迷。しかもパラグアイ、ウルグアイとの難しいアウェイゲームまで残しており、70年大会以来となる予選敗退の恐れさえ出て来た。 不振の主な要因がマラドーナ監督にあるのは間違いない。サッカーはときに必要以上にややこしいものだが、バランスさえ整っていれ